シャレン!/Jリーグ社会連携

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Jリーグをつかおう!社会のために。

カターレ富山

選手の汗と情熱がしみこんだ堆肥「芝~レ!」カターレ食農プロジェクト~紅はるか~

「この街に住んでいてよかった」と実感していただけるような街づくりに向けて「Kataller the Utopia~RISOUのまちを創造する~」を掲げてSDGs活動を推進しています。
2021年より練習場の刈芝から堆肥「芝~レ!」を製作。翌年より芝~レ!を使用した土壌で未来を担う子供たちにサツマイモの植え付けから収穫、実食、販売までを体験してもらう食農プロジェクトがスタートしのべ200名が参加しました。
循環型社会を目指し地域の食と農業を繋げる食農教育のみならず、脱炭素問題など多様な社会課題にもアクションしています。

活動場所
富山市内の畑、富山県総合運動公園陸上競技場、
カターレ富山 草島グラウンド、フューチャー シティー ファボーレ
協働者
企業、住民、ファン・サポーター、選手、農家
協働者名
株式会社ファニーファームベジタブル、株式会社サカエグリーン、北陸電力株式会社、大松青果株式会社、丸紅株式会社、サクラパックス株式会社、十全化学株式会社、イセ食品株式会社、株式会社エススリーブランディング

協働者の声

活動詳細情報

1.公式サイト

ストーリー

選手が毎日汗を流している草島グラウンド。
年間約40t程度の刈芝が発生しています。この量の刈芝を焼却したとなれば20t前後のCO2を排出すると推測されます。日本のCO2排出量は世界で総量5番目といわれており、持続可能な世界のためにCO2削減は必須です。
カターレ富山はこの刈芝を利用した堆肥「芝~レ!」を製作し、資源の再利用を図り循環型社会にアクションすることにしました。堆肥化する際に混ぜる炭には、北陸電力株式会社様の水力発電のダム等の流木を利用しさらなる資源の有効活用を図りました。
堆肥で栽培試験を行うと葉⾧、葉重などの向上が示されたことで、芝~レ!を使って農業ができないかと考えました。

そこで富山県内で農業を営むファニーファームベジタブル前川社長と立ち上げたのが、子供たちが土に触れ、農業を通じて食を学ぶ食農プロジェクトでした。
「食」がもつ多様な役割、「食」を支える根本である農業に関する知識・体験も含んだ「食農教育」の大切さを伝えていくこのプロジェクトは協賛6社の従業員のご家族のべ200名が参加しサツマイモ「紅はるか」を栽培。 4月~10月富山市にある畑で堆肥散布、畝立て、苗の植え付け、草抜き、つるの根切り、芋掘りを行いました。『サツマイモの成長もその脇に生えている雑草の成長スピードも人間と同じように水分、栄養、日当たりで全く違う。それぞれに個性があって性格もあるんだろうな。』そんな発見も参加者から聞かれ、土に触れたことのないという大人も童心に帰り親子で楽しく育てました。
収穫したサツマイモは最愛の娘を嫁に出すような気持ちで、スタジアムグルメで焼き芋やスムージーを参加者の子供たちが中心になって大きな声を出して販売。地元出身の高橋駿太選手も参加した県内ショッピングモールでの販売会では2時間のイベントにもかかわらず普段の1日の販売数を超える売り上げを記録。 多くの皆様がこのサツマイモが生まれたストーリーも知っていただいた上で購入してくださいました。
循環型社会を目指し刈芝から始まった食農プロジェクト。数多くの人が携わっているこの活動で感じるのは、食が繋げる人の縁と輪。
来年はじゃがいも、小松菜も育てる予定で、多くの企業から協賛や参加希望をいただいています。
近年、自然災害が頻発しています。地域があってこそのサッカーということを感じさせられる出来事です。豊かな環境を守っていくため、地域の笑顔のため、食農プロジェクトをさらに拡大し富山の農業を盛り上げていきたいと思います。

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