シャレン!Jリーグ社会連携

ガンバ大阪
~人々の"つながり"を~ 西山田 de GAMBAフェスティバル
コロナ禍によって人々の交流が少なくなった状況から、行政や団体と協力し、多世代の方々が社会とのつながりを築くコミュニティ創りを目指し、フードドライブの実施と、パブリックビューイング・ミニ縁日を開催しました。ガンバ大阪を通じて人々が“つながり”、多くの子どもたちや地域の方々に笑顔になっていただくことで、皆が生きやすい社会の創生に取り組んでいます。吹田市様、吹田市社会福祉協議会様、こどもふらっと様と、2021年4月に開講したガンバ大阪サッカービジネスアカデミー(GBA)の受講生との協働により実施が実現しました。
- 活動場所
- パナソニックスタジアム吹田、西山田ふらっとサロン、山田コミュニティスペース
- 協働者
- 行政、 住民、 学校、 NPO、 協議会、 ファン・サポーター、 スタジアム、 ボランティア
- 協働者名
- 吹田市、吹田市社会福祉協議会、こどもふらっと、GBA
協働者の声
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吹田市社会福祉協議会/坂上 真依子 氏 佐本 一真 氏
社協は日頃からさまざまな機関や団体と連携し、地域の課題と向き合っています。フードドライブやパブリックビューイングは、社協が持つネットワーク、ガンバさんの強みを最大限に活かした取り組みになりました。今回の取り組みをきっかけに、より連携を深めていけたらと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
活動詳細情報
1.公式サイト
ストーリー
現代は、人々がつながりを持ちづらく、人に頼れず、または人に手を差し伸べられず「孤独・孤立」に感じ、ひきこもり、独居老人、不登校等が増加し、全国調査でも「孤独」を感じたことのある人は4割ほどおり、年々数値は大きくなっております。孤独と感じているときは、脳には大きなストレスがかかり、脳卒中や心臓病、認知症の発症に影響を与えるとも言われています。吹田市は、大阪府内で人口増加数の上位におり、生活環境やスタイルが変わることで社会とのつながりが失われ、「孤独・孤立」を感じてしまう可能性が高い状況で、さらに子どもたちは頼りどころが少なく、生きづらさをより感じてしまっている現実があります。


「サードプレイス」とは、自宅や職場、学校とは別に存在する「居心地のいい場所」。ガンバ大阪を起点に様々なつながりが生まれ、孤独・孤立の解消に貢献し、ガンバ大阪が居心地のいい場所“サードプレイス”を提供できる存在になると感じ、本企画に至りました。
GBAメンバーとともに吹田市・西山田地区の子どもたちのサードプレイスで、子どもの居場所の提供や、子ども食堂を運営されている「こどもふらっと」様に子どもたちの実情や抱えている問題を伺い、吹田市社会福祉協議会様と連携し、子ども食堂でたくさんの食事をしてほしいという願いからアビスパ福岡戦でフードドライブの開催と、子どもたちの“居たい”“行きたい”“やってみたい” という好奇心を促すため、ミニ縁日とガンバ大阪の試合のパブリックビューイングを実施するなど、楽しめる居場所作りを共創しました。
フードドライブでは多くの方々にご協力いただき、試合前の短い時間ではありましたが段ボール3箱以上の食材が集まりました。ミニ縁日では、プラ板作りに夢中になり完成品を友達と見せ合う子、サッカーボウリングではストライクを出してガッツポーズをする子、ガンバ大阪オリジナルカードを使ったカードゲームで大人と対戦をして悔しがる子、様々な場面でコミュニティが生まれていました。パブリックビューイングでは会場が一体となって声援を送りガンバ大阪を応援しました。3歳から87歳までの約70名の方に足を運んでいただき、参加した子は「ここで3人友達ができたからまた一緒に来てみたい」や「今度はスタジアムでガンバ大阪を応援したい」とお声をいただきました。
ガンバ大阪のホームタウン7市だけでも110を超える子ども食堂があり、多くのサードプレイスがあります。今後は、吹田市内だけではなくホームタウン7市で、ひとつでも多くの施設との連携、一人でも多くの方たちに笑顔を届ける活動が継続・拡大できるよう行政や地域の様々な団体と連携していきます。