シャレン!Jリーグ社会連携
FC町田ゼルビア
『ゼルビアがっこう』で開く!未来へのパスコース!
きっかけはポスターを学校に掲出したいとの依頼だった。「地元クラブへの愛着と関わりを持たせたい」と願う先生と向き合う中、子どもたちが平等に将来を考える機会創出がしたいという想いを受取り、学校単体では実現の難しいプロスポーツクラブと企業がタッグを組んだキャリア教育『ゼルビアがっこう』を実現!
中学1年生を対象にキャリア形成に必要な能力を養い、自らの力で生き方を選択するためのサポートを目指した。
- 活動場所
- 町田市立南中学校
- 協働者
- 企業、 学校、 学生
- 協働者名
- 町田市立南中学校、株式会社ユニテックス、アート引越センター株式会社、株式会社マイクロアド、株式会社リップルコミュニティ、株式会社ジェイコム湘南・神奈川、株式会社プライムランドリーソリューションズ、トヨタモビリティ東京株式会社
協働者の声
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町田市立南中学校/奈良 俊光 氏
子どもたちがキャリアを形成していくために必要な能力や、自らの力で生き方を選択する力を身に付けることが目的で実施致しました。スポンサー企業7社の皆様から「プロスポーツクラブへのスポンサーを務める意義と、未来の話」を伺い、1年生約230名は目を輝かせながら、自身の将来のキャリアに向けて学習していました。
活動詳細情報
1.らぶふぁみ
2.東京新聞
ストーリー
担当の先生は町田市出身。FC町田ゼルビアへの愛は学校一というほど強く、出会いからすぐに「子どもたちが地元にプロスポーツクラブがある意義を感じてほしい。」と語ってくれた。
「家庭環境に左右されず、子どもたちが平等に将来を考える機会創出がしたい」と強く表現した先生だが、通常業務と並行して機会創出を調整する難しさ、企業を招いて講話を行うにも企業へのアプローチ手段がわからないという教育現場の課題感も見えた。
そこで『ゼルビアがっこう』を提案。前年度公立小学校を対象に開催した前例があり、クラブが子どもたちや先生方をサポートしたい想いを伝え準備が始まった。
『ゼルビアがっこう』はクラブが参加企業募集や調整、企画運営を担い先生方の負担を軽減できるだけでなく、スポンサー企業の協力を得ることで、子どもたちが様々な業種に触れ、自身の興味関心に気づきながらキャリア形成に必要な能力、自らの力で生き方を選択するためのサポートができるのが強みだ。今回は「企業から経済の動きを学ぶ」をテーマに7社のスポンサー企業と連携し合同企業説明会を模した形で実施。
子どもたちは参加企業について事前に調べ学習を行い、希望4社の講義を受講できるよう設定、各企業が特色を活かした講義を展開した。
日常生活で親しみのある企業、授業を通じて初めて知る企業に惹きつけられるかのように様々な業種の講義を楽しみつつ、時折じっくりと考え込む様子も垣間見えた。
終了後、子どもたちは「将来の選択の幅が増えた」「この仕事がしてみたいと思った」と講義以前からの変化が見られた。
運営面では準備体制やマンパワー、音響トラブルなど新たな課題がありつつも参加企業からは「また子どもたちと関わりたい」という声をいただいた。
「南中学校をきっかけに他校へ横展開できれば」と先生が語った通り、今後も課題に寄り添い、活動の輪を広げ継続的に地域貢献することができるよう努めていきたい。