シャレン!Jリーグ社会連携

SC相模原
さがみはら環境まつり
市民、事業者、学校、市の産官学民協働により開催の環境イベント「さがみはら環境まつり」は今回で19回目。SC相模原は、お誘いいただき実行委員会のメンバーに加わりました。このまつりを通して、SC相模原は、相模原市の「さがみはら津久井産材利用拡大協議会」の皆さんとつながることができ「つくいのき」を取り巻く状況を知ることが出来ました。SC相模原は、これから中山間地域の里山や森林にてファン・サポーターを巻き込んだ新たな取り組みを開始していく予定ですが、「環境まつり」はまさにそのプロローグなのです。
- 活動場所
- 相模大野「ユニコムプラザさがみはら」と「ボーノ広場」
- 協働者
- 行政、 企業、 住民、 学校、 学生、 NPO、 協議会、 民間団体、 商工会、 飲食店、 農家、 農業団体、 一般社団法人、 ボランティア、 公益財団法人、 公益社団法人
- 協働者名
- さがみはら環境まつり実行委員会、相模原市、相模原市教育員会、相模原市自治会連合会、相模原市PTA連絡協議会、相模原商工会議所、(公社)相模原青年会議所、(公社)相模原・町田大学地域コンソーシアム、さがみはら地球温暖化対策協議会、さがみはら津久井産材利用拡大協議会、青山学院大学社会情報学部、東京家政学院大学生活デザイン学科、日産自動車株式会社など
協働者の声
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さがみはら環境まつり実行委員会実行委員長/梶山 純 氏
さがみはら環境まつりは、市民の環境意識の啓発とともに、市民が環境活動に参画する為のプラットフォームとなることが目的であります。今回、SC相模原が、実行委員会への参画を通して環境団体と協働し、ホーム試合にブース出展することに繋がったことは、環境まつりの役割が機能していることを実感でき、嬉しく思います。
活動詳細情報
1.PRTIMES
ストーリー
■「森を守るために木を伐っちゃダメ!」はちがう。
SC相模原は実行委員として「つくいのき」ゾーン統括を担いました。来場者が楽しく「木」に触れ学べる多種多様なワークショップを集めたゾーンです。「さがみはら津久井産材利用拡大協議会」はカンナ削り体験やチェーンソーアートショーなどを、青山学院大学社会情報学部学生は「木製パズル(一般社団法人 さがみ湖 森・モノづくり研究所と共同制作)」や「木製コンポスト」などで、来場者へ木材利用についてレクチャーを実施しました。
「森林に対し勘違いしていることもあるので大変学びになった」というアンケート回答が集まりました。


■社会の授業で見た熱帯雨林の木々が伐採される写真から、多くの人は「木を伐るのはいけない」と考えますが…
令和元年東日本台風にて緑区中山間地域の津久井地域では8名の死者、多くの土砂災害、建物全壊・浸水の被害が発生しました。
土砂災害の一因として「手入れが行き届いていない森林」が挙げられていることは、知られていません。
森は、間伐や下草刈りなどの「手入れ」をしないといけないのです。
木は正しく伐るべきで、伐った木を材としてどんどん利用すべきだ、また、伐ったら植林を行うことが大切ということを来場者に伝えることができました。
今回つながった縁から、SC相模原ホーム最終戦にて、「つくいのきゾーン」を再現し、来場者に向けて木材利用の重要性を伝えてもらいました。
「つくいのき」を守る林業関係事業者は、市の事業で街路樹や公園、森の間伐材を利用し学習机の天板を交換する事業を行ったり、木育の授業をしたり、里山の手入れをし森遊びの場の提供をしています。市は中山間地域の課題やニーズを伝える「里山体験講座」を開催しており、SC相模原もその講座に参加し学びました。
講座で体験し学んだことを、今度は、多くのファン・サポーター、街の人々に伝える事が、SC相模原の役割だと考えています。クラブが事業の手伝いをする事で「つくいのき」の発信の一助になると信じ、緑区中山間地域のコミュニティを活かしファン・サポーターが現地に足を運ぶ動機づくりを担います。