シャレン!Jリーグ社会連携


ジェフユナイテッド千葉
ジェフ×オレペ 地域応援ジェフ弁当
数年前からフードロスの削減に寄与したいとフードドライブを実施していましたが、その活動を知ったスポンサー企業であるJR東日本さまから、一緒にSDGs活動ができないかという提案をいただきました。テレビで目にする、規格外の農産物が捨てられていくニュース。千葉は農産物の収穫も多い地域なので、規格外として流通しない農産物を使って何か一緒にできればと提案したところ、同じJR東日本グループの「オレンジページ」と連携することができ、千葉県富里産の農産物を使い、選手がプロデュースしたお弁当を3回販売しました。
- 活動場所
- フクダ電子アリーナ
- 協働者
- 行政、企業、民間団体、選手、農家
- 協働者名
- 東日本旅客鉄道株式会社、株式会社オレンジページ、富里市役所、JA富里、富里市農家の方々
協働者の声
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富里農家/尾崎 隆 氏
地球の温暖化により、最初に収穫できるブロッコリーは時期的に病気等により品質が安定せず、良いものを出しにくくなっていたんです。そこが一番大変でした。でもジェフに出荷できること、そして多くのお客様に美味しいと言っていただいたことは嬉しかったし、できれば自分たちも当日そのお弁当を食べたかったですね。
活動詳細情報
1.公式サイト①
2.公式サイト②
3.公式サイト③
ストーリー
料理本の老舗出版社である『オレンジページ』との共同メニュー開発にあたって議論を重ねたのは、お弁当そのもののおいしさにこだわりながらも、「いかにSDGsを実現するか」でした。
毎年6月のホームゲームで「富里スイカ」の試食会を実施していただいている富里市・JA富里にご協力いただけることとなり、議論を重ね、流通しない野菜も含めて使うこと、皮や茎も含めて野菜を丸ごと使うメニューにする、と決まったのは始動から約半年後のことでした。
お弁当のプロデュースについては、日頃から社会問題に関心の高い鈴木大輔選手(6月実施)と髙橋壱晟選手(10月実施)、さらに秋シーズンに旬を迎える人参・大根の料理が好みだという田口泰士選手と岡庭愁人選手(11月実施)の計4選手が参加。「食」に関するそれぞれの趣向や調理方法をヒアリングしながら『オレンジページ』ならではのレシピをご提案いただき、何度も試作を重ねて3つのオリジナル弁当が完成。各限定300食はあっという間に完売となる大好評ぶりでした。
他方、このプロジェクトを通じて私たちが伝えたかった「色や形が違った野菜でも美味しいものがたくさんある」というメッセージは、SNSに投稿された「野菜そのものが美味しい」「この野菜はどこで買えるの?」などといった感想によってしっかり伝わっていると確認することができました。
近年、「規格外の農産物が処分されている」というニュースを見聞きします。そうした課題に少しでも寄与できればという思いから、当初は「規格外野菜」でお弁当を作ることでスタートしました。しかし、今回のプロジェクトを通じて、私たちは生産者の皆さんの「フードロスを減らすために規格外野菜を作らない」という熱い想いがあることを知り、「収穫された野菜を全て使う」お弁当を完成させました。
今後も”私たちにもできるフードロス問題へのアプローチ”を模索しながら、そんな生産者の皆さんの想いも一緒に発信し、「食」を通じた地域コミュニケーションを活性化させていきたいと考えています。
