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セレッソ大阪

大阪市立図書館×住吉大社×セレッソ大阪「住吉大社・登録有形文化財『神館』で本を読もう！」

セレッソ大阪の「読書推進プロジェクト」では、多くの子どもたちに本を読むことの楽しさを伝えることを目的に、非日常空間での読書体験イベントを実施。これまで、ヤンマー長居スタジアムや特急ラピート（南海電鉄）車内など、驚きと喜びのある場所でイベントを開催してきた。2024年は、1800年の歴史と由緒のある「住吉大社」境内の登録有形文化財「神館」で実施。大阪観光局とも連携し、外国人留学生のガイドによる住吉大社ツアーや母国語での読み聞かせ等も行い、大変貴重な体験のできる温かみのあるイベントとなった。

活動場所: 住吉大社

協働者: 行政、学生、公益財団法人、神社

協働者名: 住吉大社、大阪市立図書館（大阪市教育委員会）、公益財団法人大阪観光局

協働者の声

住吉大社権禰宜／河野充浩氏

住吉大社においてセレッソ大阪・大阪市立図書館と共に読書会を開催できたことは、大きな喜びです。住吉大社ツアーや蹴鞠体験などもあり、子どもたちの笑顔や、留学生の皆さんの笑い声、また住吉大社の解説を聞く大人の方の真剣な表情が印象的でした。神社が、人々が集い、心をつなぐ場であることを改めて実感しました。

活動詳細情報

4.公式X

ストーリー

大阪市・堺市の小学生を対象にした「読書推進プロジェクト」は今年で6年目。少しずつではあるが、成果を実感できている。非日常の空間での読書体験で、読書をより魅力的で楽しいものに感じてもらおうと始めたイベントも毎回好評を得ている。今回は地元大阪で1800年の歴史を持つ住吉大社が「地域に開かれた神社」を目指していることを知り、本企画を提案したところ、快い返事をいただき実現につながった。会場となった「神館」は、大正天皇の御即位大礼を記念して建立された歴史的建造物で、普段は非公開の場所。中世貴族が愛したという御殿造りと呼ばれる木造建築で、石庭や樹齢一千年以上の大楠も風情がある。

当日、住吉大社では、1年の収穫に感謝する「新嘗祭」が行われるとともに、七五三まいりに訪れる家族連れも多いと考えられたため、イベント時間帯を長めに設定し、事前予約なく自由に出入りできるようにした。その上で、本殿とは離れた神館まで足を運んでいただけるよう、境内でスタンプラリーを実施し、スタンプを集めて神館に立ち寄るとガラガラ抽選ができる企画を実施した。

その結果、多くの親子連れはもちろん、友人同士、近隣の高齢者など200人を超える方が来場。たまたま訪れたという外国人ツーリストも、畳の上で興味深く絵本を手にとっていた。

大阪市立図書館の協力により絵本を中心に400冊の蔵書を並べた神館の大広間には、街なかとは思えぬ静けさが漂い、温かな日差しも射して、読書にはもってこいの雰囲気だった。

セレッソ大阪のアンバサダーとマスコットに加え、当日の運営スタッフとして、オフィシャルパートナーである大阪成蹊大学の学生のほか、大阪観光局の協力で外国人留学生10名も参加。住吉大社を巡るツアーや母国語による絵本の読み聞かせなどで、参加者を大いに楽しませてくれた。セレッソ大阪・大阪市立図書館としても満足度が高く、住吉大社にも喜んでいただけるイベントとなった。

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