シャレン!Jリーグ社会連携


福島ユナイテッドFC
ボールでつなぐ”福”の輪
福島ユナイテッドFCはサッカーを通じて地域社会に多様性や共生の価値を広める活動を展開しています。すべての人がサッカーを楽しみ、つながりを感じられる場を創り出すことで、スポーツの持つ包容力により、多様性が豊かさとして受け入れられる社会を目指します。2024年は、ホームゲームで「手話応援デー」を開催し、すべての人が楽しめる空間をつくり、デフサッカー体験教室などにより多様性や障がい者スポーツの魅力を発信しました。その他にも様々な取り組みを展開し、共生社会のモデルを福島から発信する挑戦を行っています。
- 活動場所
- とうほう・みんなのスタジアム、十六沼公園グラウンド、福島県内支援学校
- 協働者
- 行政、住民、学校、学生、NPO、スタジアム、選手、一般社団法人、公益財団法人
- 協働者名
- 福島県庁、福島市役所、福島県内支援学校、NPO法人福島ユナイテッドスポーツクラブ、一般社団法人日本ろう者サッカー協会、公益財団法人福島県スポーツ振興基金、福島地方法務局
協働者の声
-
-
デフサッカー日本代表副主将/古島 啓太 氏
福島ユナイテッドのホームグランドでユナイテッド選手と子供たちと一緒にデフサッカー体験ができたのは、貴重な時間を過ごせました。子供たちもサッカーしてるときは広い芝生のコートで走って楽しんでもらえました。デフリンピックのサッカー競技会場は、福島で開催されるので多くの方に応援に駆けつけてもらえるように地域貢献を継続して頑張ります!
活動詳細情報
1.公式サイト①
2.アカデミー公式X
5.公式サイト②
6. 公式サイト③
7.公式サイト④
8.公式サイト⑤
ストーリー
福島ユナイテッドFCは、福島県に根差し、サッカーを通じて地域社会に多様性や共生の価値を広めることを目指しています。福島は、東日本大震災からの復興を進める中で、地域コミュニティの絆や相互理解が一層重要視されてきた地域です。私たちは、そんな福島だからこそ、多様性を尊重し合う社会の実現に向けた活動を進める使命があると考えています。2024年、私たちはサッカーを通じて、すべての人が楽しみ、参加できる環境づくりのために様々な活動を実施しました。
2025年に開催される聴覚障がい者の国際スポーツ大会である「東京2025デフリンピック」のサッカー競技福島開催を記念して、スペシャルマッチとして「手話応援デー」を開催しました。
本イベントでは、選手たちによる手話応援動画の配信や手話応援解説リーフレットの配布により、手話を活用した応援スタイルを実現し、すべての人がサッカーを楽しめる空間を目指しました。また、試合前のピッチにおいて、デフサッカー教室を開催し、デフサッカー日本代表選手、福島ユナイテッドFC選手が子どもたちと耳栓をつけてのゲームなどを通して、競技の理解を深める貴重な場とさせていただきました。その他にも会場に設置したボッチャ体験ブース、デフリンピックPRブースを通じ、サポーターの皆さまに障がい者スポーツの魅力と可能性を広める場を提供しました。
福島ユナイテッドのアカデミーでは、クラブの練習場でもある十六沼公園サッカー場で行われたデフサッカー男子日本代表候補の合宿に合わせ、交流試合を開催しました。交流を通してクラブの若いアカデミー選手たちが、スポーツの持つ包容力を学び、福島の地から多様性を発信する意識を育むきっかけとさせていただきました。
その他にも福島県と連携し、仲間の大切さや自己表現の場を提供する取り組みとして、県内の支援学校においてサッカー教室を開催したり、福島市と連携し、障がいのある方とその家族をホームゲームに招待するなど、様々な角度からサッカーに触れていただく機会の創出を行いました。
また、2024年より法務局主催の全国中学生人権作文コンテスト福島大会において、福島ユナイテッド賞を新設させていただき、次世代を担う子どもたちの豊かな成長、人格形成を応援しています。今回は、お互いを理解し、尊重し合うことの大切さが力強く込められた作文を表彰させていただきました。
これらの活動を通して、改めて選手・スタッフの多様性に関する理解を促進させるともに、福島に根差したクラブとしての使命を再認識する機会となりました。福島ユナイテッドFCは、福島の未来を支えるクラブとして、震災を乗り越え、前に進む福島から、共生社会のモデルを全国に発信する挑戦をこれからも続けていきます。
