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ロアッソ熊本
8020推進員のロアッソくんが熊本市のお友だちのむし歯予防に取り組む
熊本市は全国の政令市の中でこどものむし歯が多く、3歳児の約10人に1人はすでにむし歯になっていると言われています。それを改善するにはこどもの頃からむし歯予防に対しての意識を高め、成人になった際に自分たちのこどもの歯を大切にするという習慣づけが非常に大事になってきます。そのため熊本市では、こどものむし歯予防対策として「フッ化物洗口」と呼ばれる適量のフッ化物(フッ化ナトリウム)が入った洗口液を口に含み、ブクブクうがいをするむし歯予防法を熊本市内の保育所や小学校で取り組んでいます。ロアッソ熊本では、こども達のむし歯予防への意識を高めることを目的とし、小学校を訪問し、啓発活動を行いました。
- 活動場所
- 熊本市東区の小学校14校
- 協働者
- 行政、 民間団体、 ボランティア
- 協働者名
- 熊本市健康福祉局健康福祉部健康づくり推進課、熊本市8020健康づくりの会 8020推進員
協働者の声
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熊本市健康福祉局健康福祉部健康づくり推進課/江頭 陽子 氏
ロアッソくんが8020推進員として活動を始めたことで、こどもたちがより楽しくフッ化物洗口に取り組むことができるようになったと思います。またロアッソの選手がむし歯予防に取り組む動画やポスターを見て「選手のように健康な歯を手に入れるために、むし歯予防に取り組もう」と思う市民が増えることを期待しています。
活動詳細情報
1.公式サイト
2.公式X
4.熊本市HP
ストーリー
熊本市では、全国の政令市の中でこどものむし歯が多いことを重く受け止め、こどもから成人まで広くむし歯予防の取り組みを行っています。特に「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という8020運動を推進し、熊本市内でむし歯予防の啓発活動を行っている8020健康づくりの会では、熊本市内の保育所や小学校、その他地域で行われるイベントなどで、むし歯予防の啓発活動に加え、栄養のことなど、様々な健康づくりについての活動を行っています。その8020運動を普及していくボランティアの方々のことを「8020推進員」といいます。
今回、ロアッソ熊本と8020健康づくりの会が一緒にむし歯予防活動に取り組むきっかけになったのは8020運動を管轄する熊本市の部署の担当者の方が熱烈なロアッソ熊本サポーターの方であり、ロアッソ熊本の発信力や人を引き付けるチカラなどのロアッソ熊本の持つチカラをご存知だったからこそ実現が可能となりました。
とはいえ、この活動に取り組むためには8020運動の事、むし歯予防についてなど全く知らないわけにはいかないということで、私たちクラブスタッフはもちろん、ロアッソくんも4回の「8020推進員養成講座」を受講し、推進員としての資格をとることから始めました。
受講後、8020推進員となったロアッソくんは8020推進員の方々と一緒に、熊本市が行う保育所や小学校での「フッ化物洗口」と呼ばれる適量のフッ化物(フッ化ナトリウム)が入った洗口液を口に含み、ブクブクうがいをするむし歯予防の活動に参加しました。
また今回、熊本市の担当部署である健康福祉局健康福祉部健康づくり推進課では、ロアッソ熊本の選手を使ったむし歯予防の啓発ポスターやフッ化物洗口を行う際にこどもたちにアドバイスをする動画を作成していただき、熊本市立の全小中学校や公立保育所などに掲出されることになりました。ロアッソくんとスタッフが行う啓発活動の際にもこれらを使用することになりました。
今年は熊本市東区の小学校14校を訪問し、小学1年生2年生を対象に啓発活動を行いました。こども達も最初はロアッソくんの登場に大暴れをしますが、先生の一喝のあとには真剣にむし歯予防の話を聞いてくれます。「食べたらみがく」「だらだら食べない」「夜は丁寧にみがく」「定期的に歯の健診にいく」簡単なこの4点の注意事項ですが、これで効果は大きいものだそうです。
今回ポスターや動画に登場した選手は全員が熊本市の出身で、訪問した学校の中には、その選手の担任だった先生もいらっしゃいました。選手が頑張っているから私も頑張らなくちゃいけませんねという言葉が地元に密着したクラブだなと改めて思うことができた活動でした。
