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水戸ホーリーホック

「農業×福祉×スポーツ」が創る新しいシアワセのカタチ～チーム“クノファビ”が社会&地域&企業の課題解決のモデルに～

市民クラブである水戸ホーリーホックは、「夢と感動と一体感の共有に向けて、地域に根ざし、地域と歩み、地域に貢献し、地域と共に発展します」というビジョンを掲げ、サッカーを「目的」ではなく、「手段」として捉え、地域や企業の課題を解決することを心掛けています。この度、クラブがプラットフォームとなり、パートナー企業と地域の専門学校が連携することで独自の『農福連携事業』がスタート。「農業×福祉×スポーツ」が作り出すノーマライゼーションの世界は、多くの共感を得て、更なる新しいシアワセのカタチを生み出しています。

活動場所: 日本農業実践学園、アツマーレ

協働者: 行政、企業、学校、都道府県サッカー協会、農業団体、一般社団法人、公益財団法人

協働者名: JX金属株式会社、日本農業実践学園、太平電業株式会社、一般社団法人日本障がい者サッカー連盟、公益財団法人茨城県サッカー協会、茨城県城里町

協働者の声

JX金属コーポレートサービス株式会社総務支援部／松尾侑紀氏

「農業×福祉×スポーツ」の連携という新しい発想のもと、当社内原ファームでは、障がいがあるメンバーが活き活きと働いており、地域イベントや社員食堂へ新鮮野菜を届けております。また、生産野菜を子ども食堂支援、食育などにも活用しており、水戸ホーリーホックと共に地域貢献活動に携わる事ができ大変やりがいを感じております！

活動詳細情報

ストーリー

水戸ホーリーホックのホームタウンである茨城県は、農業が盛んである一方、農家の高齢化が進み、耕作放棄地の増加も大きな問題となっています。そこで我々は2021年、農業の素晴らしさを発信しながら新しい可能性を示していくことを目的に、地域の農業専門学校である日本農業実践学園の協力も得ながら、農事業GRASS ROOTS FARM（以下、GRF）をスタートしました。

そんな中、クラブのトップパートナーであるJX金属株式会社（以下、JX金属）より、「創業の地である茨城県で障がい者を含む多様な人材が活き活きと働ける環境を創出したい」という話を伺い、この課題解決を模索する中で、「農福連携」という言葉に行きついたのです。
農業分野の働き手減少の課題を、障がい者の方々が担うことで解消し、彼らは農業分野で新しい知見を得ながら成長することで自信や生き甲斐を感じ、それらを通じて社会参画を実現していく取り組みです。

そこでJX金属は、茨城県水戸市内にある日本農業実践学園の敷地内に、同校の協力を得て、「JX金属コーポレートサービス（株）内原ファーム」を立ち上げました。一方我々は、障がい者サッカーチーム「クノスフェアビデ（以下、クノファビ）」を設立し、彼らが就労以外でもスポーツを楽しめる環境作りを進めました。

2023年12月にクノファビ設立を発表すると、このチームを支援する企業も次々に現れました。1年かけて多くの対外試合の機会を作りましたが、さらにこの取り組みに強く賛同してくださった太平電業株式会社（以下、太平電業）の全面的な支援により、2024年12月には知的障がい者サッカーの全国大会も開催することができました。

この大会中には、障がい者雇用やパラアスリートの支援を積極的に実施している企業の事例紹介としてJX金属、太平電業に加えて三井住友銀行が講演を行うなど、誰もが活躍できる社会の実現に向けた取り組みを広く伝える場作りも行いました。

こういった取り組みを継続し、より良いノーマライゼーションの世界作りを推進していきます。

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