シャレン!Jリーグ社会連携


ファジアーノ岡山
ファジアーノ岡山インクルーシブフェスタ2024
ファジアーノ岡山では、障がいのある方、ない方、年齢や性別などにかかわらず、すべての人がともに楽しみ、ともに体を動かすイベント『ファジアーノ岡山インクルーシブフェスタ2024』を、11月24日に岡山ドームで初めて開催しました。
イベントでは、障害者スポーツであるアンプティサッカー、ブラインドサッカー®を始め、ボッチャなどを体験いただけるように準備をしました。クラブ理念である『子どもたちに夢を!』に基づき、生まれ育った環境や場所、障がいの有無に関わらず、岡山に育つすべての子どもたち、そして、すべての人々がスポーツに触れ、楽しむことのできる未来を目指しています。
- 活動場所
- 岡山市内(岡山ドーム)
- 協働者
- NPO、 岡山県ボッチャ協会
- 協働者名
- 岡山県ボッチャ協会、NPO法人日本アンプティサッカー協会
協働者の声
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岡山県ボッチャ協会/高林 和正 氏
ファジアーノ岡山と初めて連携をさせていただきました。活動での印象としては、今回、大変多くの方にボッチャをご体験いただき、子どもから大人(お年寄りの方)まで幅広い世代で親しんでもらえたと感じています。こうした機会があることは、協会としても大変有益です。継続した取り組みとなるように引き続き協力していきたいと考えています。
活動詳細情報
1.公式サイト
ストーリー
このイベントは、障がいがありスポーツをする機会に恵まれない方へのスポーツ参加機会の創出や、障がいのある方も自ら楽しめるスポーツを見つけ、定期的に活動できる受け皿を見つけるきっかけづくりを目的としております。
また、障がいのある人もない人も、分け隔てなく一緒にスポーツを楽しむことで、インクルーシブな社会づくりに貢献したいと考えております。
実施にあたっては、各競技団体の皆さまにご協力いただき、加えて主旨に賛同いただいた企業様のご支援、告知等では自治体にもお力添えいただき実現いたしました。
イベント当日は、約600人の方にご参加をいただき、アンプティサッカー体験、ブラインドサッカー®体験、ボッチャ体験、デフサッカー体験などを実施しました。アンプティサッカーは、上肢または下肢に切断障がい等のある方の7人制のサッカーで、クラッチと呼ばれる医療用補助器具を腕の役割として用いてプレーする競技となります。この体験会ではクラッチや体の使い方をレクチャーしながら、実際にプレーしゴールを決めるところまでを参加者と共に楽しみながら体験できました。
また、ブラインドサッカー体験では、目隠しをして音が出るボールの位置を把握することから、ボールを手で転がす、ボールを足で蹴ることを感じていただきました。目隠しすることで本当に世界が変わり、音でボールの位置を把握することがとても難しく、まともにドリブルなどできない状況でした。体験を通して、競技でプレーされている方の技術の高さを身をもって知ることができ貴重な機会となっていました。その他、聴覚障がいをお持ちの方が競技されてるデフサッカーや当日参加の方も楽しんでいただけるように、スタンプラリー形式で様々な体験(親子でスマイルサッカー、スマイルウォーキングサッカー、FAGIダンス等々の日頃スクールイベントで実施する内容も併設)なども楽しんでいただくことができました。
このイベントは、障がいのある方、ない方、年齢、性別に関わらずスポーツを通じて楽しみ、交流する場を提供するものでしたが、参加者だけでなく、スタッフや同行された皆様にとっても学びの多い機会となり、スポーツが人々をつなげる力を改めて実感しました。
このような活動が、地域社会全体の障がいに対する理解と共生を促進する重要なステップになると感じております。ファジアーノ岡山では、インクルーシブフェスタを継続して開催することを目指し、引き続きすべての人々が分け隔てなくスポーツを楽しめる環境づくりに貢献し、地域の方とともに歩みを進めてまいります。
