シャレン!Jリーグ社会連携


横浜FC
「育てよう!サツマイモとSDGsの輪」
横浜FCは、SDGs No.11「住み続けられる街づくり」を軸とし、ホームタウン・普及グループの活動指針でもある「子どもたちが元気な街づくり」「横浜の課題解決を考える仲間づくり」に取り組んでいます。
今年は横浜市立瀬谷第二小学校6年1組の皆さんと総合的な学習の時間を活用してSDGsの意識を育てる活動を行いました。
横浜FCと地産地消の取り組みとしてサツマイモ作りを行っているジコンファーム・横溝さんにもご協力いただき、苗植えから収穫、そして市場への流通までを児童の皆さんと一緒に取り組みました。
- 活動場所
- 瀬谷第二小学校、横浜市役所(TSUBAKI食堂)
- 協働者
- 学校、 飲食店、 農家
- 協働者名
- 瀬谷第二小学校、TSUBAKI食堂、ジコンファーム
協働者の声
-
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瀬谷第二小学校/杉本 亘 氏
横浜FCと食への感謝をテーマにした活動を通して、食材が食卓に並ぶまでの苦労や思い、当たり前のように食べられることの有難さを学びました。子どもたちからは「たくさんの人が関わり食料ができていることに気付いた」「食べられることが当たり前ではない。日頃から感謝をして食事の挨拶をしたい」という声が聞けました。
活動詳細情報
2.公式サイト①
3.公式サイト②
5.公式X①
6.公式X②
7.公式X③
ストーリー
これまでも横浜FCと地産地消や食品ロス、環境問題など様々な社会課題に対して取り組みを行ってきた瀬谷第二小学校の児童たち。今年はサツマイモ作りを通じた「地産地消」に留まらず、そのサツマイモがお店や家庭でどのように消費されていくのか。栽培、収穫、そして流通まで。
子どもたちの飽くなき探求心がこの取り組みをスタートさせました。
一口にサツマイモ作りと言ってもまだまだ知識や経験が少ない子どもたちのために、今年は横浜FCと地産地消の活動を行っているジコンファームの横溝さんにも協力いただき、土づくりから、畝の作り方、苗の植え方などおいしいサツマイモがたくさんできるポイントを伝授していただきました。
サツマイモの日々の成長を見守る中で愛着が増す児童たち。愛情を受けて順調に育つサツマイモ。
畑から戻ると自分達で愛情をもって栽培、収穫したサツマイモを「多くの人に食べて欲しい!」という思いから、児童たちが主導で横溝さん、横浜FCクラブスタッフも参加して教室で真剣な話し合い。
「自分たちで育てたけど、農家ではないしお金はもらわなくていいと思う」
「サツマイモを作るにあたって材料費や横溝さん、横浜FCの皆さんにも手伝ってもらったのだからお金をもらってもいいのではないか」
収穫したサツマイモを有償にするのか無償にするのか。横溝さん、クラブスタッフも加わり意見交換を行いました。
子どもたちが出した結論は・・・「無償での提供」
お金よりもおいしくサツマイモを食べて欲しいという思いで皆の意見がまとまりました。
提供先は横浜市役所内にある「横浜野菜・地産地消 TSUBAKI食堂」に決定しました。
TSUBAKI食堂では、「横浜地産地消めぐり18区丼」と呼ばれるメニューを展開。
丼を通じて横浜18区の食や農、地域の特色などの魅力を伝えています。今回は瀬谷区の担当メニューに合わせてサツマイモの出荷が決定しました。
瀬谷第二小学校では全校児童に呼びかけを行い、瀬谷区丼のレシピを考案しました。
メニューは「ハンバーグラタン」に決定。
グラタンの一部にサツマイモが使用されることになりました。
期間中、クラブスタッフもお店を訪問し、瀬谷区丼に思いを馳せながらおいしくいただきました。
今回の取り組みでは自分たちが育てたサツマイモがTSUBAKI食堂さんを通じて、多くの方々のお腹と心を満たすことに繋がりました。
SDGsの活動を通じて広がった輪。
より多くの方々と共通価値を生み出し、社会に貢献すること、社会の課題解決に向けてこれからも地域の方々と協力して持続的な活動を続けていきます。
