オルンガと江坂任が2得点。柏がJ1で好スタートを切る
北海道コンサドーレ札幌
リーグ戦に向けて準備をしてきたつもりだけど、こういう結果になってしまって本当に悔しい。これだけたくさんのサポーターが開幕を楽しみにして駆けつけてくれた中での結果ということで、不出来だったことは間違いないと思います。 自分たちもたくさんチャンスは作りましたけど、決め切ることができなかった。失点は簡単に失点してしまう場面が多かったので、そこをしっかり修正していかないと、どれだけ攻撃力があっても勝ちにつなげることはできないと思います。 --かなり後ろが手薄になったところを突かれた失点が多かったが?相手の前線の選手は個で行ける能力のある選手だと分かっていて、リスク管理は考えていたけど、失点のシーンを見るとリスタートやGKからの素早いカウンターと、自分たちのリスク管理が徹底されていなかったと思うので、反省しないといけない。
柏レイソル
監督
前半の入りは簡単なミスが多く、ちょっとバタついた時間が続き、相手の高い位置からの守備に手こずった部分もありましたけど、高い位置からの守備が機能し始めてからは得点に結びついて、落ち着いてよいテンポで動かせるようになったのかなと。プランどおり、中盤から前への守備がうまく機能したことによって、ショートカウンターでいくつかよい形も作れたので、前半の出来からすればもう少し得点が取れても良かったのかなという印象はありますね。 ハーフタイムにロッカーで選手たちには「相手のビルドアップのときにスペースを与え過ぎているシーンがいくつかあったので、前から守備でハメよう」と伝えた上で、後半はそのとおりにやってくれた。結果を見れば4-2で、相手は技術の高い組織的に戦えるチームですので、非常に厳しい戦いになりましたけど、今日の1勝はこれからシーズンを戦っていく上で非常に重要な1勝になったと思っています。 --チームとして2年ぶりにJ1を戦ってみての感覚はどうですか?2018年に降格が決まって、昨季はJ1に復帰するというミッションを掲げて戦ってきたが、戦いを進めていく一方でJ1に復帰することを見越して若手を中心にクオリティーの高い選手の補強にフロントが動いてくれた。J1を戦うためのクオリティーの高いチームの準備ができたと思っています。それを見ても分かるようにJ1への思い入れは格別なものがあって、選手たちも意欲的に取り組んでくれています。 J1とJ2では明らかな違いがあって、個人的な技術もそうですけど、ゲームの流れの中でシンプルなミスが命取りになる非常に質の高いリーグだと思う。ただし、われわれの掲げている目標は、厳しいシーズンにはなると思うが、どうせ戦うのではあれば小さく考えるのではなく大きく考えて前進していこうと選手たちにも伝えています。 --攻守でスピード感にあふれるプレーが目立ちましたが?今日のサッカーにおいて低い位置で守備をするという考え方も当然あると思うけど、高い位置で守備をするのは相手のビルドアップを阻止するためには非常に有効だと思います。高い位置でボールを引っかけられれば、相手ゴールの近くから攻撃を仕掛けられるわけであって、相手は守備の準備ができていない。そういう意味でショートカウンターや有効な攻撃を仕掛けられるだけのスペースもある。この試合では守備をしながら常に攻撃のことを考えていたというほうが正しいと思う。選手たちもそこをしっかりやってくれたし、4点のうち2点は生産性の高い守備が機能した結果だと思いますので、高い位置からの守備はレイソルのスタンダードになっていくと思う。当然、どの試合でもどのタイミングでもやれるとは思わないですけど、状況に応じて選手たちはプレーしてくれたと思います。
北海道コンサドーレ札幌
監督
長いプレシーズンのあと、いよいよリーグ戦が始まりましたが、やはり公式戦が始まってみないと、どのチームがどのくらいの出来なのかは分からない。練習試合は練習試合であり、公式戦は公式戦であるなと。その中でそれぞれのチームが手探りな状態で開幕を迎えたと思います。 昨年、柏は圧倒的な力で昇格を果たし、J1の舞台に戻ってきたことで非常に強い気持ちと高いモチベーションでこのホーム開幕戦を迎えるだろうと予測していた。そのとおり非常に厳しいゲームになったと思います。 立ち上がりはあまり良くないのかなと思っていたけど、良い形でスタートして何回か得点できそうなチャンスを作れていた。そこを決め切れない中で逆に自分たちのミスから得点を許してしまうという、自分たちにとっては非常にやりづらい展開になってしまった。 選手たちは、失点後も落ち着いてゲームを運ぼうとしてくれてはいたけど、2失点目もディフェンスラインとGKの連係がうまくいかず、前に出るのか、出ないのか中途半端になったところで失点してしまった。 ただ、前半は2-0でリードされる展開ではありましたけど、得点は十分に取れるという思いはありましたし、同点、逆転まで持っていける自信はあった。後半はチャンスを作ってくれたと思うが、また先に3点目を取られてしまい、自分たちの思いどおりにいかない展開であった。得点される中で、自分たちも決定機は迎えるけど、決め切れない間に4点目を奪われてしまう。チャンスを決め切れない中で相手に追加点を許してしまう展開だったと思います。 4-2というスコアになってからも、3点目、そして3点目が取れれば4点目が取れるような展開まで持っていけると思っていた。3点目のチャンスとしては荒野(拓馬)選手がゴール前でGKに止められたシュートやそれ以外にも得点になってもおかしくないような決定機は十分に作れていたので、引き分けまでは持っていけるかなという思いはありましたけど、同点には持っていけなかった。ただ、負けはしたけど、試合を振り返ると決して悪い試合ではなかったと思っています。 今日のゲームで勝敗を分けたのが、決定的なところで決めたのが柏で、決め切れなかったのがわれわれであろうと。あとは柏のGKは決定機なシュートを何本か止めていたけど、逆にウチはそういう部分で踏ん張り切れていなかった。その2つの違いがスコアの差につながったと思います。 --強い風が吹いていた中で、前半相手に風上を取られた影響はあった?雨が降っていてもピッチにたまっていなければ影響はないけど、あれだけの風が吹けば影響があったことは間違いないだろうと。特にわれわれのように相手の背後へのボールやサイドチェンジを多用するチームにとっては、今日のような風がプレーに影響が出るのは間違いないだろうと思います。
柏レイソル
FW 14
オルンガ
かなり難しい試合だったと思う。1分目から主導権を握ろうと相手にプレスを掛けながら混乱させようとした。幸い、早い段階で2得点挙げることができて、後半はお互いに攻防が続いて、4点取っても札幌がブレずに2点を奪われてしまった。今日は開幕戦でしたけど、今後に向けてはもっともっと自分たちの力を発揮できるように、そして課題は最小限に抑えていきたい。 --2ゴールを振り返って。1点目に関しては札幌が高いラインを保ちながらプレーしていたので、その裏のスペースをわれわれは狙って突こうとしていた。そこでうまく深いところまで行けて、GKとしてはPKを与えたりレッドカードをもらったりする可能性があったと思うので、足を出してこなかった。だからそれを利用して、自分のスピードを生かしてゴールを奪えた。2点目はクリスティアーノからすごくよいスルーパスが出てきたので、GKと1対1だったけどスピードでかわして得点を奪えた。
FW 10
江坂 任
相手がけっこうハイラインでプレッシャーに出てくることは分かっていたので、その背後をうまく突いて複数得点できたので、そこは自分たちの攻撃に手ごたえを感じています。1点目は良い位置で受けられましたし、受けてからも落ち着いてDFを見て打てた。2点目もカウンターからスペースに飛び込めたので、そこに良いボールが来て流し込めました。 --昨季、J2で優勝できたことがチームの自信につながっている?去年は良いシーズンを過ごせたし、優勝して勢いを持って戦えていると思います。 --2ゴールと好スタートを切りましたが、今季の個人的な抱負は?自分のゴールというよりはチームの勝利にどれだけ貢献できるかだと思うので、自分のゴールも大事ですけど、どれだけチームの勝利に貢献できるかが大事だと思います。
MF 27
三原 雅俊
チームとしては早いタイミングで1点取れて、試合を優勢に運べたと思います。立ち上がりは僕個人として少しバタついていましたけど、チームとしては狙いを持って入れたと思います。 --縦に速くシンプルな攻撃が効いていたが、狙いとしてあった?スカウティングからよい形でボールを奪えればチャンスになるという共通意識をチームとして持っていたので、その狙いを持って試合に入れた。 --得点シーンを見ても切り替えの速さが目立っていたが?相手とのマッチアップを考えたときに、奪ったあとはすごくチャンスになると分かっていて、それがうまくできたと思います。