入れ替えても落ちない攻撃力。川崎F、前半で勝負を決める
川崎フロンターレ
--今季初先発で2得点を挙げたが。なかなかスタートから出る機会がなかったが、コンディションは維持できていた。チャンスをもらったときに結果を出したいと思っていた。良かったと思います。 --6選手を入れ替えた中だったが?まず、メンバーを替えた試合で勝点3を落としてはいけないと思っていましたし、言い訳せず、責任を持って、メンバーが替わってもフロンターレらしさを出していくということを若手にも話をしていましたし、前から行こうと話していた。良い形が前半から何度も出てきた。結果に出て良かったと思います。 --震災から10年の試合だったが。仙台とはチームの関係も良いし、お互いにリスペクトし合えている。自分たちはプレーで頑張っている姿を見せるしかないけれど、一生懸命にやっている姿を東北の方たちに見せられたと思っています。
--加入後初ゴールの感想は?本当に良いところにボールが転がってきて、それを落ち着いて決めるだけでした。 --今日はどんな思いを持ってピッチに立った?まずは初スタメンで自分が結果を残すことを意識してピッチに入りました。 --サイドからの攻撃が形になってきた。手ごたえは?ニアゾーンに入ってクロスを上げるのはフロンターレのサッカーの一部。そこを突き詰めていけば、もっと良くなってくるのかなと思っています。 --後半の反省点は?押し込まれたときに何ができるかが試されるところ。押し込まれたときもカウンターを狙うのはできていたところ。そこは次に生かしたい。 --セットプレーを蹴る際に意識していたことは?僕は初めてセットプレーを蹴るんですけど、ゴールエリアの真ん中らへんの良いところに落とせるように意識していましたけど、なかなか難しかったです。
ベガルタ仙台
監督
両チームにとって特別なゲームでした。われわれにとってはホーム開幕戦で、王者の川崎Fになんとか牙をむいて、被災地に勇気と希望を届けたい試合でしたけれども、10年前に勝たせてもらった借りを返されることになりました。 切り替えて、次はアウェイでの試合が続きますけれども、しっかり勝点を積み重ねてホームに帰ってこられるようにやっていきたいと思います。 --ひさびさの仙台での試合で感じた、サポーターの応援について。9,005人が入ったのですが、ものすごい後押しと、あとは復興と銘打った特別なゲームで、その思いを寄せてくれたサポーターとともに戦えたことに対しては、本当に感謝です。ただし、勝利や勝点を届けられなかったことに対しては申し訳ない気持ちです。 --この一戦で発信できたことについて。王者・川崎Fに前半に打ちのめされた中で今度は、「打たれ強いチームを示さなければいけない」という話をして後半に送り出したのですが、本当に誰もプレーをやめることなく、最後まで、打たれても打たれても川崎Fのゴールに向かっていく姿勢というのは、被災地東北から、苦しい状況からでも立ち向かっていく姿というものを少しでも汲んでもらえたらと思います。
川崎フロンターレ
監督
今日のゲームは 川崎Fにとっても仙台にとっても、多くの方にとって思い入れのあるゲームだったと思います。そういう思いを持って選手たちがプレーしてくれたこと、ゴールにこだわってくれたことを評価したい。難しいゲームでも、自分たちらしく戦ってくれたと思います。 --5-1というスコアについて。前半、非常にアグレッシブに行ってくれた。非常に得点というところは良かった。欲を言えば後半にもう少し得点したかったというのが正直ある。前半、あれだけリードすると後半にああなるというのはあるものだが、自分たちはそういうふうにしたくないと思っている。そういう意味では、良い課題が残ったと思っている。 --選手を入れ替えたが?まずは普段のトレーニングから十分に良いパフォーマンスをしてくれている。自信を持って送り出すことができましたし、もう1つ、仙台の(ホーム)開幕ということですごく難しい状況だったと思います。それにどう向かっていくか。それを見たかった。その中で、気持ちのある、良い入りをしてくれたと思っています。個々のところは、トレーニングでやっていることを出してくれた。誰というより全員が良いプレーをしてくれたと思っています。 --10年前の再開初戦となぞらえながら見ている人も多かった。10年経った今日の試合で、チャンピオンらしいゲームができたと思うが?チームとして一歩一歩進んでいってくれていると思っています。コーチとして10年前もいましたが、仙台のホームでの開幕戦、雰囲気に呑まれてもおかしくないゲーム。それでも自分たちにフォーカスしながら、自分たちのやるべきこと、やれることを、復興というものを含めてサッカーでどれだけ元気づけられるかということを話している。選手たちも自分たちで何ができるか、そして試合に出たいという彼らの思いを出してくれた。一歩一歩、チームは進んでいると思います。良い力、良い姿勢を見せてくれたと思っています。
ベガルタ仙台
DF 4
蜂須賀 孝治
震災から10年という節目の年で、復興祈念マッチということで、相手が川崎Fで、最高の舞台だなと思って、今日の試合で勝つのと負けるのでは天国と地獄くらい未来が変わると思って、人生を左右すると思って臨みました。 結果、1-5で歯が立たなくて、震災で亡くなってしまったサポーターの人もたくさんいると思うのですけれども、その人たちのことを考えると、本当にやってはいけない試合だったと思います。 --今季ホーム開幕戦での、サポーターの応援について。すごい力をくれるし、後半の苦しい時間帯でも前へ前へと推進力を与えてくれますし、本当は選手にたくさん言いたいことがあると思うのですが、すべて拍手でその思いを伝えてくれて、本当に温かいサポーターだと思うと同時に、その期待に応えたいと思っています。
MF 6
上原 力也
いまのJリーグでトップのチームにどれだけやれるかということもありましたし、この一戦が仙台に関わる人たちにとってどれだけ大切な一戦かというのは身に染みて感じていたので、非常に残念です。 --得点場面について。多少無理をしてでも攻めて点を取りに出なければいけなかったので、後半は特に、あのシーンもそうですけれども、けっこう勝負のパスを意識してやって、それがあの点につながったので、そこは1試合続けていきたいと思います。 --サポーターの雰囲気について。応援のある中でのプレーも、何年か前にここでプレーをさせてもらって、そのときの迫力にはすごいものがありましたし、いまはこの声援がない状態でもたくさんのサポーターの皆さんに集まっていただいて、それに近い雰囲気でプレーできたので、来てくれたサポーターの皆さんにはとても感謝しています。