練習どおりの崩しが炸裂。名古屋が新体制対決を制す
清水エスパルス
--キャンプはケガからのスタート。その後も離脱し、全体練習に合流したのは今週に入ってからでした。戦術練習に加わる時間は少なかったと思いますが、チームで攻める・守るために工夫されてきたことはありますか?多少の難しさはありましたが、使ってくれたことに感謝の気持ちが大きかったです。プレーや結果で、起用してくれた監督や、期待してくれた皆さんに恩返ししたかったのが本音です。 今季が始動してから戦術面のミーティングの回数は多かったですし、常に自分が入ったときの想定もしていたので、やることはハッキリしていました。今日のプレーが良かったかどうかは分かりませんが、そこ(チームで攻める・守ること)は意識していました。エスパルスの一員として、ふがいないプレーを見せられないと思っていましたし、今日の試合に懸ける思いは強かったです。 --高い位置でボールを受けた際、縦に行くのではなく、中央に持ち出して左足でクロスを上げることが多かった。正直、そこ(縦への突破)が自分の持ち味だと思っているので、もっと見せたかったです。相手を見たときに、縦を警戒される回数が多かったので、そこに対応した結果です。自分自身、高い位置で仕掛ける回数を増やしたいと思います。 --J1初スタメンだった昨季の第22節・柏戦と比較して、成長の実感は得られていますか?まだ試合の映像を見返していないのでなんとも言えませんが、あのときよりかは少しは戦えたと感じています。ただ、チームも勝てていませんし、自分も何かを残せたかと言われるとそうではないです。もっと日々のトレーニングから成長して、何かを残せるような選手になりたいと思います。
名古屋グランパス
監督
清水さんがどういう戦い方をするのか予測をしてきましたが、やはりFWのオ セフン選手に長いボールを蹴ってきました。セカンドボールが勝負の分かれ目になると選手とも話してきましたし、そこの対応はうまくできたと思います。お互いにテンポもインテンシティーも高い、きっ抗したゲームだったと思います。全体として選手は前向きに戦ってくれました。もちろん長いボールに逃げてしまうような展開もありましたし、そういうところは改善しないといけないですが、何回か非常に美しいアクションも見せてくれたと思います。そして決定機も何回か作ることができたと思います。本当にきっ抗したゲームでどちらに転ぶか分からないゲームでしたが、最終的にわれわれが勝つことができました。 --初陣勝利の率直な感想をお願いします。ロッカールームで少し話をしてきましたが、もちろんもっと良くしないといけないし、もっと良くできると伝えました。ただ、開幕戦でチームの完成度も含めてまだまだなところがあります。今日一番うれしかったのはチームの全員が本当に勝ちたいという姿勢、意欲、意思を見せてくれたこと、そのために厳しい時間もありましたが、最後まで戦ったことは称賛に値すると思います。 --和泉 竜司選手の状況と交代出場した甲田 英將選手の評価は。和泉は筋肉系のケガだとドクターの報告を受けていますが、詳細はまだ分かりません。甲田は本当に自分の持っているものをしっかり表現してくれて、チャンスをつかんだと思います。ただ、前々から言っていますが、8月のJ1開幕に向けてこの半年間の使い方はいろいろ考えていますし、われわれの下には甲田のほかにも良い若手がたくさん控えています。そういった若手もこれからどこかのタイミングでチャンスをつかんでほしいと思っています。
清水エスパルス
監督
まずは、静岡からたくさんのサポーターに来ていただいたにもかかわらず、勝利を届けられずに申し訳なく思っています。前半に関しては、守備はそこまで悪くはなかったのですが、ゴールを奪う意味では、シュートも少なかったですし、相手のゴールを脅かすシーンが少なかったと感じています。 後半に入る前、全体の位置をもう少し高くして、圧力を掛けていこうと話をしていました。後半は良い入りができたと思いますし、シュートシーンも増えました。 そんな中での失点でしたし、結果的に負けたところも含めて、まだまだ自分たちがやらなければならないことは多いなと感じています。やるべきことを整理して、一つひとつ積み上げていかなければなりません。 ただし、試合を通して選手たちは最後まで戦ってくれました。その頑張りを勝点につなげられるようにやっていきたいと思います。 --ゴールをこじ開けるため、チャンスを増やすためにはどのようなところを伸ばしていきたいですか?良い守備と良い攻撃は常につながっているので、より良い守備をして、勢いよく攻めるのも1つです。敵陣に押し込んだあと、もっとゴールへのどん欲さがあっても良いと思っています。(シュートを)打てるシーンでも、パスを選択して引っかかったシーンもありました。(伸ばすべきところは)いろいろありますが、もっと迫力を出す、相手の脅威になるプレーは増やさなければと思っています。 --前々日に「自分たちがいまできることを発揮したい」とおっしゃっておりましたが、やってきたことはどれくらい出せた印象ですか?半分くらいですね。こんな試合は勝点を拾わなければなりませんし、終盤に決定機も作られています。まだまだやらなきゃいけないこと、修正しなきゃいけないことは多い印象です。
守備はおおむね良かったのではないかと感じています。終盤は時間帯と試合展開の関係もあってピンチが増えましたが、全体を通して、危ないシーンはそこまで作られませんでした。ただ、攻撃に関しては自分も含めて課題が多いなと感じています。もっとゴールに迫るシーンを、効率よく作りたいと思っています。 --ゴールを奪うため、チャンスを増やすため、個人として攻撃面ではどのようなことを心がけていましたか。まずはチームのオーダーに沿ったプレーを表現することを心がけました。ただ、そこを意識し過ぎて、パスやクロスのタイミングがワンテンポ早過ぎたり、自分の中でもう1個深いところまで入っても良かったなと感じるシーンがありました。バランスも探り探りではありますが、まだ初戦なので、ここから徐々に良くなっていければと思っています。 --守備から攻撃に切り替わった際、背後を狙うプレーが多かった印象です。まず、相手はマンツーマンなので、背後を狙うところは必要でした。チームとしては、相手がセットしているときに、無理にロングボールを入れるのではなくて、相手を引き出す作業もやっていく必要があると思っています。
名古屋グランパス
MF 15
稲垣 祥
--新監督の初戦で勝利できました。やっぱり勝つのと負けるのでは見える景色が違うと思うし、監督が代わってまず1つ結果を残したというのは、チームにとって大きな自信になると思います。今までの取り組みを肯定してくれるものだったと思うので、それが大きかったと思います。 --練習どおりの形の得点でしたが。狙った形のゴールで、ミシャ(ペトロヴィッチ監督)らしいゴールだったと思います。ああやってつながっていくことができたらゴールになるという成功体験が生まれたのは良かったと思います。でももっとブラッシュアップできる部分があると思うので、そういったところを目指したいと思います。 --椎橋 慧也選手が入って少しポジションを上げましたが。こういう引き出しもあるんだなと。めちゃくちゃ良い采配だったと思うし、あれで1つ落ち着くことができたと思います。
MF 22
木村 勇大
難しい時間もありましたけど、全員で勝つという目標に向かってチームが1つになって戦うことができていたと思うので、それが勝利という結果につながってとても良かったです。 --どんな意識で開幕戦に臨みましたか。開幕戦ということで、お互いに硬くなるところもあったと思いますし、その中でもみんながアグレッシブに、まずは球際や守備で負けずに戦っていこうと考えて入りました。 --開幕戦でゴールを挙げたが。VARが入りましたが、去年はけっこうVARで取り消されることがあったので、今年はゴールになって良かったです。個人として結果を出したいと言っている中、その初戦でゴールを決めることができたのは、すごく良いスタートが切れたと感じています。