2026/3/18 (水) 19:30 KO
地域リーグラウンド EAST 第7節
入場者数: 27,106人
天候: 晴れ|気温: 13.3℃|湿度: 62%
浦和は耐え切れず、柏は攻め切れず。PK戦の末に柏が勝点2を獲得
浦和レッズ
監督
前半は高い強度でハイプレスを掛けており、かなり効果的だったと思います。そこまで明らかなチャンスはなかったかもしれませんが、相手陣内でボールを奪ってペナルティーエリア付近で(金子)拓郎や(マテウス)サヴィオなどがシュートを打てていました。柴戸(海)のチャンスもありました。柏は攻撃の良い選手がそろっており、良いビルドアップを持っているチームで、われわれにプレスを掛けて奪ったところからポストに当たるシュートもありました。 数日前(の前節)にヴェルディとのフィジカル的にタフな試合をしていましたが、ハーフタイムでは「そのままプレスを掛け続けよう」と指示しました。その後半の立ち上がりにチャンスを作り、得点につながりました。それ以外にも1、2個の決定機があったと思います。 しかし時間の経過とともに、ハイプレスの代償を払うことになりました。われわれの疲労が上がると同時に柏のポゼッション率が上がっていったと思います。その中でいくつかチャンスを作られましたので、(肥田野)蓮治やタカ(関根 貴大)などフレッシュな選手を投入しました。しかし攻撃時にボールをキープすることができず、特にゾーン3に入ってからそれが難しかったです。 後半の半分を過ぎたあたりからカオス的な展開になってしまったと思いますが、危険な場面で良い守備を見せたとも思います。両チームとも勝つために戦っていた、非常に強度の高い試合でした。勝つことはできませんでしたが、選手たちのハードワークは非常にポジティブなものであったと思います。 --振り返りの中にもあったが、後半はホームでなんとか同点で逃げ切ったような形になったと思う。打開するためにどういうことが必要だったと感じているか。後半の最後のところが最も難しかったですが、長い時間、自分たちでキープするということが前半からなかったと思います。ヴェルディ戦のフィードバックでも選手たちには話しましたが、切り替えが何度も続いているような流れのときは、焦れずにキープする時間があってもいいと思います。サイドチェンジしながらハーフスペースを使ってキープする時間もありましたが、例えばハイプレスを掛けたあとや、切り替えが連続しているときなどは自分たちも消耗している状況ですので、回復するためにいったん握ることも必要だと思います。そういうところもトレーニングしていきたいと思います。 --前半はオナイウ 阿道選手のキープが効いていたと思う。彼を交代させるときに、同じことができるイサーク キーセ テリン選手を入れるのか、背後を狙える肥田野選手を入れるのかの選択肢があったと思うが、どのように決断したのか。まず、立ち上がりは阿道のスピードやスキルを使って前線でボールキープすることを狙いました。そして阿道と同じく背後に抜ける力が高い蓮治を入れましたが、私が予想していた形にはなりませんでしたので、蓮治を右に置いてイサークを入れました。 今日は守備のところを考えて2トップにはしませんでした。低めのミドルブロックで2トップにすると用意した守備ができないからです。そしてイサークもボールをキープできますが、相手ゴールに背を向けて受ける形が多くなります。 今季初めて蓮治がベンチスタートとなりましたが(※第2節・FC東京戦は欠場)、良い経験になったと思います。途中からといういつもと違う状況から、2つの違うポジションでプレーしました。それによってトレーニングしなければいけない部分が見えてきました。 --監督は常々キープしなければいけないシーンがあったと言われているが、いまのチームの強みは速い攻撃だけにキープしたい場面でも行ってしまうことがあると思う。どう両立させていきたいか。まさにそれが改善点だと思います。高めのゾーン2、ゾーン3で、焦れてしまって攻撃を仕掛けてしまうことがあったと思います。もちろん、奪った瞬間は縦に速いプレーを要求していますが、切り替えのときも速攻ができないときはキープしなければいけないと思います。
柏レイソル
--PK戦のストップの場面について。タイミングも良く、高さもアジャストできていたので、しっかり防げたと思います。駆け引きに関しては人それぞれ蹴るタイミングも違うので、1、2本目のところで感覚をつかみつつ、修正を加えながら3本目以降は意識して臨めました。 --浦和サポーターの前でやりづらさはあった?そういうところはあまり考えていませんでした。とにかく自分の体のことを考えていました。自分自身と戦っているような感覚で体に集中しているので、気にならなかったです。
--復帰初戦。コンディションはどのくらい戻っていますか。まだ全然で、半分もいっていないと思います。やはり試合をやらないと戻らないというのも自分で分かっているので、試合をこなしつつ、レイソルに来てからケガが増えているぶん、まず離脱しないことの優先順位が高いです。体が元に戻ればおのずとプレーも勝手についてくると思いますし、自分の体としっかり向き合ってやらないといけないと思います。 --PK戦で勝利して勝点2を獲得しましたが。サッカーをやっていて勝点2というのは(これまで)なかったので、(感覚としては)まだよく分かっていないのが正直なところです。けれども、いまのチーム状況を考えても勝ったような雰囲気というのは、大げさでも出していくべきだと思います。チームの文化やメンタリティーを考えたら、そういうのも大事かなと思っています。
柏レイソル
監督
スタートから浦和さんが特徴のある守備をしてきて、われわれのビルドアップに圧力を掛けてきました。マンツーマン気味に来るところもあり、われわれにとっては難しい状況でしたが、それにもかかわらず選手たちはうまく打開策を見いだして前進できていたと思います。そして、早い段階でポストに当たるシュートを打つこともできていましたし、前半は良い流れでプレーができていました。浦和さんにもセットプレーやクロスからいくつかチャンスを作られましたけども、チーム全体でしっかりと集中して守備もできていました。ただ、後半のスタートのところで少し集中力が切れたのか、良い形で試合に入れず、最初の数分間でセットプレーを続けて与えてしまいました。そこから失点したところは課題として修正していかなければいけないです。ただ、そのあと選手たちはうまくしっかりとリアクションをし、相手陣地で押し込み、そしてチャンスを作り続けるプレーを前後半できていたと思います。細谷(真大)のポストに当たるシュートもありましたし、私の目から見た部分ではPKだと思えるプレーもありました。90分間で勝利にふさわしいプレーをしていたと思うので、勝点3とともに帰りたかったですけれども、それはかないませんでした。そのあとに浦和さんのサポーターの前でのPK戦という形で、われわれの選手には難しい状況でしたが、そのプレッシャーをはねのけて、キッカーもGKの小島(亨介)も冷静に勝点2をもぎ取る形で試合を戦えました。 --島野 怜選手がデビューし、山之内 佑成選手が右CBで出場しましたが、その意図を聞かせてください。やはり相手もわれわれを分析してきますし、特徴を消す形でゲームプランを立ててきます。そのような状態で、チームとしてもなかなか勝点を重ねられない状況ですから、チーム内で新たな打開策を見いだすことが必要な状況でした。われわれは当然ながら勝利を目指すわけですけれども、それと同時に若手選手にはチャンスを与え、彼らが成長する機会を提供したいと思っています。そして今回、山之内はCBで初めて出ましたけれども、攻撃面で大きく貢献してくれていたと思います。久保 藤次郎が少し疲労もあったのか、なかなか攻撃でスピードに乗れないところがあった中で、山之内の投入によって右の攻撃が活性化したかと思います。 島野に関しては、(投入前に)中盤での疲労も見受けられましたし、彼を投入してそのあとには戸嶋(祥郎)を投入しました。中盤での守備力をキープしつつ攻撃的にプレーすることを狙って島野を投入しました。初めての試合でしたけれども、冷静に試合に入れていましたし、チームの勝点(獲得)に大きく貢献するパフォーマンスをしていたかと思います。 --柏としては初めてのPK戦で難しい環境でしたが、選手にどんな声をかけたのでしょうか。90分を戦ったあとでしたから、まずは選手選考のところでは疲れも考慮した形で自信を持って蹴れるかを選手たちに問いかけて、そして最終的には5人を選びました。そして、いつも彼らにも声をかけていますけれども、「自信を持って蹴ろう。やってきたことをやろう」と話し、選手たちはその言葉どおりにしっかりと冷静に自信を持ってシュートを打てていたかと思います。ほかにもいくつかの選手に声をかけていることもありますけれども、そこは秘密とさせてください(笑)。
浦和レッズ
DF 5
根本 健太
--90分間のゲームコントロールはどう考えていたか。どんな試合でも苦しい時間帯はありますし、レイソルさんはどんどん下でつないで押し込んでくるチームです。その中で我慢して守れたかなというのはありますけど、自分たちも警戒していたクイックのCKで失点してしまった。警戒している意識の中で、ああいう失点はやっちゃいけないやられ方だったなというのがまず反省点かなと思います。 --失点シーンはうまく競れなかったのか。競り切れなかったというよりは、その前の準備が大事だと思います。その準備のところが全体的に遅れてしまったと思います。 --細谷 真大選手とマッチアップしたが、やられたシーンも防いだシーンもあったと思う。日本を代表するようなストライカーと対峙してどう感じたか。そのような選手に点は許さなかったのは良いことだと思いますけど、その中で(チームとして)勝ち切るのがすごく大事になってくると思います。引き分けで終わってしまったので。まだまだ改善できる部分はあると思うので、改善しつつもっと結果にこだわっていきたいと思います。 --後半立ち上がりはハイプレスを掛けて得点もしたが、時間が経つとともに押し込まれた展開になってしまった。そうですね。前半はハイプレスで行けていた部分も多かったんですけど、後半は押し込まれてゾーン1、ゾーン2らへんの守備の時間、自分たちが我慢するようなところもあったと思います。その中でも2点目を取りにいくという声もずっとありましたし、取れるチャンスもあったと思います。でも、取れていない状況だからこそ、自分たち後ろの選手がもっと我慢すべきところで我慢するというのが(大事)。我慢できている部分が多かったと思いますけど、あのクイックでやられたCKも我慢のうちにも入ると思うので、後ろがもっと準備させて、クイックの対応をできるようにしなきゃいけなかったと思います。
MF 14
関根 貴大
--終盤は防戦一方になり、柏との昨季のアウェイ戦と似た感じに見えたが、ピッチ内ではどう感じていたか。全体の内容を見たら全然違うんですけど、得点を取ってからガクンと押し込まれて、相手もリスクを負ってビルドアップして押し込んでくる時間が増えて、それをはね返せなかったというのは一緒だと思います。でも、前半はベンチで見ていても良かったし、相手がイヤがるようなプレスもできていたし、自分たちのパワーがある間はできていたと思うので、昨年から改善された点もあったと思います。 --何度か「キープできたら」という場面があって、そこで時間を作れていたら違ったのでは。相手の切り替えが早かったのもあって、カウンターに行こうと思ったら、逆に取られてカウンターを食らうみたいなシーンが多かった。そこは改善する余地はもちろんあるし、(試合の)最後まで可能性をもっと残したかったなというのが正直な気持ちです。 --縦に速いのが強みなだけに、なかなかコントロールが難しいように見える。そこは選手交代でコントロールして、やろうとはしているはずだったんですけど、押し返せなかったのが今日のゲームかなと思います。(早川)隼平がシュートを打ったシーンくらいでしたかね。ああいうのを増やしたかったし、増やせるイメージをもうちょっと持てたら良かったですが。体力がなくなってくるとミスが増えると思いますし、押し込まれる時間帯が早過ぎた。クオリティーを保ってなかったのが今日の試合の悔しいポイントだと思います。