2020/9/30 (水) 19:03 KO
第23節
89'
入場者数: 3,157人
天候: 晴|気温: 22.6℃|湿度: 77%
上位対決は劇的な決着。徳島、値千金の勝点3
徳島ヴォルティス
長崎さんが用意してきたプランと、自分たちが用意してきたプランをお互いに前半から出していった中で、非常に緊張感のあるゲームだったと思います。相手がある程度ブロックを敷いてきた中で、自分たちは前半にサイドチェンジを含めて横着なプレーも散漫し、相手にボールを握られる、クロスを上げられる、シュートを打たれる場面を作られました。 相手の狙いと自分たちの良さもある中で、前半は悪くはなかったが良くもなかったと思います。後半に相手の運動量が落ちる部分も考えながら、焦れずに相手のブロックに無理に入っていくのではなく、少しボールを握りながら自分たちのタイミングで入っていくことを大事にしてゲーム運びをしていきました。 引き分けに関してはまったく頭にはよぎってはないですが、結果的に引き分けになったとしても全然不思議ではない試合でした。たまたま最後に、僕たちは岸本(武流)選手の良いクロスから得点できました。ただ、どちらも決定機と呼べる決定機がない中で、個人的には非常にレベルの高い試合だったのではないかと思っています。 --結果的に勝利したこと。どう受け止められていますか?俗に言う“シックスポイントゲーム”でもあったと思いますが、アウェイで難しい試合の中で敗戦だけは避けなければならないというところで引き分けてもおかしくはなかったです。その中で今日、1人だけ名前を挙げるとすれば、僕は岸本選手を個人的にピックアップしたいと思っています。 彼の若さ、運動量を含めて、たとえ連戦であっても90分間通してプレーしたいと強く思っている彼の気概を僕は理解しているつもりです。とはいえ、監督が決める采配の中で前半で交代することもあれば、藤田(征也)選手と交代しながら出場している時間は増えていますが、時にいら立ちを露わにしてハーフタイムに交代した日も僕は見ています。メンタル的にもサッカー選手としての起用のされ方としても難しさがある中で、あれだけチームの救いになる最後のプレーを選択できるプロフェッショナル精神に、「尊敬したい。尊敬しています」というところです。 立場とかストレスからも逃げずに向き合い続けたことで、神様が彼にご褒美をあげたのではないかと思います。渡井(理己)がゴールを決めましたけど、今日は岸本選手に感謝してチームは次に進んでいかなければいけないと思います。
V・ファーレン長崎
監督
まず、首位の徳島を相手に彼らが高めたスタイル、ストロングに対して、しっかり対応して、まずは守備から入ろうというところから良い奪い方をして、握り返せる自信もあったので、攻撃の仕掛けという部分で良い形も作れた。お互いの持ち味が出た上位争いにふさわしい、タクティカルなゲームだったなと思っています。 ただ、優勝争いを考えると手痛い失点からの敗戦になってしまった。ポンと首位に躍り出た徳島にツキがあったと言わざるを得ない。自分たちは9月にものすごく苦しんでいる、勝ちに恵まれていないという部分がそのままこの結果にも出てしまったような形。ただ、徳島に2敗してしまったシーズンになったが、まだまだここから巻き返せるゲーム数と対戦相手が残っていることに対して、やり続けていくだけだと思います。ホームに久しぶりの勝利を期待して集まってくれたサポーターには申し訳ない気持ちはありますが、信じて一緒に戦ってほしいなというふうにお願いしたいです。 --前節・福岡戦では大幅なターンオーバーをして、徳島戦に照準を合わせていた面もあったと思うが、結果的に連敗。この連敗の重みは。重いですよね。2つとも上位対決だったんですけど、上にいる徳島をまずは止めないといけないということで前節と今節とオーダーをやった中で、今回は是が非でも勝点3。取れる内容に持ち込んだにもかかわらず、落としたというのは非常にサポーターもわれわれもショックな出来事だと思います。ただ、9月が1勝もできていない状況で明日から月が変わるので、良いツキを呼び込めるようにやるだけ。後悔しても時間は戻ってこないし、勝点も戻ってこないので、次の新しい勝点を取りにいくべく、奮い立たせてやっていきたいなと思っています。
徳島ヴォルティス
監督
すごく難しい、簡単ではない試合になったと思います。相手に持たれる時間帯、押し込まれる時間帯が多くありました。フィニッシュに持っていかれたり、セットプレーでも危ない場面ができてしまいました。ただ、その中でも失点せずに進めることができました。 われわれは前半に決まっていればという場面もありましたが、後半は本当に数えるくらいのチャンスの試合になりました。しかしながら、最後の最後にボールを奪って、フィニッシュにつなげられました。こういった難しい試合で勝点3をもぎ取れたのは価値のある勝利だと思います。
V・ファーレン長崎
FW 11
玉田 圭司
--試合中、ネガティブトランジションや高い位置でのプレスについて周りに指示を出していたが、物足りなさもあったのか。ホームなので、積極的な部分を見せたかったし、ウチはいまなかなか点が取れていないので、そういうところで点が取れればいいなと思っていましたけど、なかなかうまくいきませんでした。 --この結果についての受け止めは。これがいまの僕たちの力だと思うし、特に前半は自分たちの時間帯もありましたし、そういうところで仕留める力も足りないと思いますけど、全体的に見て、相手も試合巧者だったのかなと思います。 --徳島との差を感じた部分は。大きな差はないと思いますけど、細かい部分で相手のほうがどういうサッカーをするのか、やりたいサッカーをみんなで共通してやれているのかなと思います。
MF 17
秋野 央樹
9月、なかなか勝ちから見放されていますけど、今日の試合に限っては自分たちのやりたいサッカーができたところもありましたし、内容はそんなに悲観するものではなかったかなと思います。ただ、上位対決で首位の徳島さんに最低でも引き分けで終わりたかったなという印象です。試合の課題と言えば、最後のフィニッシュのところ。あれだけチャンスがあれば1点は取りたいし、最後は自分たちのミスからの失点はいただけないですね。 --ゴール前での精度が課題になっているが、精度を望むよりも数でカバーするという考え方もできると思う。クロスなどに入っていく枚数についてはどう感じていますか。相手が戻るよりも前に自分たちが前に行くスピードというのはちょっと遅いなと感じています。自分たちが入る枚数というよりも、手数をかけないで相手が戻る前にゴール前まで行くシーンがほぼないので。そういうところで効率よく、ゴールを決めるためには遅攻だけでなく、速攻というのは数を増やさないといけないなと思っています。