前半は金沢、後半は町田。主導権を分け合う形で痛み分け
ツエーゲン金沢
--貴重な追加点となったゴールシーンを振り返ってください。僕たちのやりたいサッカーである高い位置でボールを奪う形からのゴールシーンでした。その中で藤村 慶太さんが良い形でボールを奪ってくれました。シュートシーンはディフェンス1人を良い形でかわすことができて、良いコースに決めることができました。相手選手の体が完全に流れていたので、逆をうまく突く形でした。 --2-2という結果はどう受け止めていますか?チームとしてミスも多かったですし、ボールの奪いどころがハッキリしていなかったことが後半の課題でした。その中でも3点目を取れなかったというのは、前線の選手の課題です。3点目を取ることの大ささを痛感したので、次以降の試合に生かしていきたいです。
FC町田ゼルビア
監督
前半に関しては、ここまで私がチームを率いてきた中で一番悪い立ち上がりでした。前半はエネルギッシュさもなく、アグレッシブさもない、寝ているような状態が続いていました。相手が特別素晴らしかったわけではないですが、単純にわれわれが本来の姿を見せられませんでした。相手にボールを、失点をプレゼントするという展開の前半でした。入りの15分は悪くなかったですが、それ以降はそういった状態になりました。 後半に関して言えば、ハーフタイムに「よりアグレッシブに」、「後手になるな」、「受け身になるな」と選手たちに伝えました。前半で代えた選手たちが決して悪かったわけではなく、チーム全体で本来の姿を見せられなかった前半でした。そしてハーフタイムで交代枠を使いました。交代で入った選手が大きなエネルギーを運んでくれましたし、平戸 太貴も前半は寝ていましたが、決めるべき場面で決めて、良い仕事を果たしてくれました。後半の立ち上がりに本来のプレーを取り戻し、立ち上がりで3つの決定機を作って押し込むことができました。その決定機を生かさなければなりませんが、こちらに流れを持ってこられる展開でした。逆転の可能性もありましたし、点を取り返しに行った姿勢に関しては満足しています。 やはりわれわれが勝点を取ろうと思い、相手から勝利をもぎ取ろうとしたら、全員が100%の力を出し切らなければ、勝点3を取ることはなし得ないと話してきています。そういったものを見せられなかったのが前半で、見せられたのが後半でした。選手たちは最後まであきらめずによくやってくれました。
ツエーゲン金沢
監督
前半の町田さんはどうしたのかと思ってしまうほど、元気がなく、良くはなかったので、それを考えると勝点3を取らないといけないゲームでした。でも90分トータルで考えれば、勝点1はラッキーでした。逆に後半は金沢が悪かったので、勝点1でも良かったと思わなければいけないかなと思います。 悪かった部分は1人ひとりの準備ができていないため、特に守備では後手に回っていました。相手に走られてからついていくとか、パスを出されてからそれに対応するとか、狙いがないので動き出しが悪かったです。そこから攻撃のリズムを失うのは、ゲームではよくあることです。 でも勝点1を取れたので、中2日でまたゲームがありますし、今日は反省して、また明日から次のゲームに向けた準備に取り掛かりたいと思います。
FC町田ゼルビア
MF 10
平戸 太貴
--同点ゴールとなった直接FKでのゴールシーンを振り返ってください。あの位置からどうしようかなと考えている中で、(深津)康太さん経由で監督から「ファーサイドに直接狙え」という指示がありました。そこで思い切り蹴って、狙いどおりのコースとボールスピードで入って良かったです。 --個人という意味での前半のプレーを振り返ってください。もう少し、奪ったボールを収めることや相手の背後に出ていく動きをもっと増やさないと(いけない)。後半のプレーを前半にもそのまま出せていれば、個人としても効果的な、決定的なプレーを増やしていけたなと感じています。 --後半の途中からは中島 裕希選手がトップに入りましたが、2人の関係性で意識していたことは?裕希さんは背後に出ていったり、相手の裏に流れる動きが得意なので、僕が前線で背後に出るというよりは、相手のギャップに顔を出し、ボールを散らして、前向きに出ていくことを意識しながらやっていました。あとは裕希さんが落ちてくれば、自分が背後に出ていく形を意識していました。
FW 30
中島 裕希
--まず1点差に詰め寄る貴重なゴールシーンを振り返ってください。ボールを取ってから裏へ、前へ出ることは意識していた中で、最初に起点になってサイドチェンジからうまく相手の目線を変えられて、良いポジションに入っていくことができたのがゴールにつながりました。すごく良いところにトラップできたので、あとはGKとの1対1を冷静に決めるだけでした。 --個人としては今季初ゴール。その喜びについては?うれしいですけど、勝ちにつながるゴールをもっと決めたいです。チームが勝てていない状況で、チームを救う勝点3を取るゴールを決めたいなと思います。 --途中出場で相手を崩す形はどんなことをイメージしていましたか?前半は裏へ抜ける選手があまりいなかったので、攻撃の起点になることと、相手の裏のスペースをうまく使いたいと思っていました。自分が強く動くことで周りが連動して動いてくれたので、自分が攻撃の流れを作ることを意識していました。うまく試合に入ることができたと思います。