先制後に暗雲も、死守。新潟が2009年以来のホーム開幕戦勝利を飾る
V・ファーレン長崎
DF 25
--守備で3バックはある程度ハマったか。前半は少し、自分たちから奪いにいこうとしたところで、相手のビルドアップに対してあまりうまくハマらなかったので、前半10分から15分でFWにそれは伝えた。運ばせてもいいからと。少し守る位置は後ろになったが、バックパスに対してはラインを押し上げてとか、守る位置を高くしてというのはやれていた部分はありましたけど、奪ったあとなどは、課題が残ったと思います。 --3バックで手堅く入ったかと思うが、守備の出来としてはある程度できたか。最後のところは、みんなうまく対応していましたし、相手の左サイドの本間 至恩くんのところは相手のストロングポイントだと分かっていたので、そこはマイク(毎熊 晟矢)、ナグ(名倉 巧)含めてサイドの選手とうまくコミュニケーションをとりながら、ある程度対応できたと思いますけど、“守っている”という印象だったかな。“自分たちからアクションを起こして奪いにいっている”というよりは、“守っている”という印象。そういう時間帯とかゲームもあると思うので、そういう意味では全体的にうまくいっていたと思う。
FW 27
--初先発。率直な感想は。負けたことに関してはすごく悔しいですけど、その反面、僕自身90分プレーすることで、今季を最後まで戦う上で、パフォーマンスを上げるための良い時間だったことは間違いないと思っています。 --負けたが、チームのムードを盛り上げる役割を求められていると思う。できている部分、できていない部分はハッキリしている。そういった部分をチームとして、個人おのおのが感じ取り、次に向けてやっていけばいい。開幕戦、良い形で勝てましたが、今日負けたことで良い宿題が与えられたので、ポジティブに捉えてまた成長につなげていけたらと思います。 --「宿題」とは。今日は(相手に)退場もあってイレギュラーでしたが、前提として、自陣での無駄なファウルがチームとして多過ぎた。もちろん球際に行く意識は良いが、ファウルしてしまうことで相手にチャンスを与える状況につながる。結果、それが失点につながった。開幕戦から失点(につながり)はしなかったものの、多いと感じていたので、そういった部分を、できるところから、意識で変えられるところから解決していきたいと思います。
アルビレックス新潟
監督
今日の試合は2つの局面に分かれる。退場があるまでの11対11の戦いと、退場のあとの10対11の戦いです。 前半、良い形でプレーできており、相手を上回っていた時間帯が多かったと思う。守備ラインが下がってしまい、苦しんだ時間はあったが、全体的にはしっかりコントロールできたし、チャンスも作れていた。 後半、良いスタートを切って得点を決め、さらに良いプレーができる流れだったと思うが、そのあとに退場があった。 退場直後の10分間は正直、苦しんだ時間帯だった。その後、立ち位置を修正して、[5-3-1]の立ち位置にしてからは落ち着いて守備ができた。サイドからの相手のセンタリングに対して、適切な守備ができるようになった。 先ほど選手にも伝えたが、1人少なくても良い守備ができたのは、このチームがしっかり団結できているから。11対11で戦い続けていたとしたら、後半は見ている方々がもっと楽しんでくれるプレーができたと思う。そういう意味では、退場があったことはとても残念。 サッカーにはいろんなことがある。今日の試合から、われわれが学ぶことができるポイントがあるとすれば、苦しみながらも、それを乗り越えることで勝利を勝ち取れるということです。
V・ファーレン長崎
監督
アウェイに乗り込んでの一戦だったんですが、相手のモチベーションは非常に高いと試合前から予想し、自分たちもそれに負けないようにということで、前節(・金沢戦)と違うシステムでいきました。ある程度、守備はうまくいったと思います。攻撃はもう少し、テンポよく自分たちのリズムを作りたいところが前半の課題でした。 後半は(新潟に)退場者が出て、出てこなくなって守りに入ったので、ウチもサイドからのクロスとか、真ん中の高さが欲しくて交代選手を入れたが、最後まで新潟さんが堅かったと思います。 --攻撃は後ろに重いシーンもあった。リズムが出なかった要因は。後ろに重くても、テンポよく回せばボールと人が一緒に前進できる。少し悪い時間は、一人ひとりの持つ時間が長く“止めて、考えて、パス”みたいなところでリズムが悪かった。 --前半、秋野 央樹とカイオ セザールが高い位置を取ったが使えず、うまくいかなかったか。秋野 央樹、カイオ セザール、名倉 巧、ルアンの4人に関しては、距離感よくボールを動かすというところで、真ん中での距離感は悪くないが、SBやウイングバックに入ったときのサポートは、もう1人絡んでくると3人の関係ができるが、2人の関係でやっていた。左でいうと、米田(隼也)とルアンだけの関係だった。そこにボランチが絡んでくるともっと面白いとハーフタイムに言っていた中で、相手が少なくなって出てこなくなった。もう少し改善の余地はある。
アルビレックス新潟
GK 21
阿部 航斗
--苦しい展開で長崎相手に勝点3を取り切れたことはどう感じるか。長崎さんは力がありましたし、J2の中で1、2を争う力を持つチームを相手に、10人で苦しい時間が長かったですけど、(失点)ゼロに抑えられました。何よりホーム開幕戦でお客さんも多く来ていただいた中で、カッコいい試合ではなかったかもしれないですけど、泥臭く戦って守り切れたっていうのは本当に良い勝利でしたし、次にもつながると思う。 --完封勝利の笛が鳴った瞬間の気持ちは。前回はホッとしたっていう感じでしたが、本当に自分のサッカー人生の中でも、かなり上に来るうれしい勝利だった。自然と声が出て叫んじゃいましたけど、すごくうれしい勝利でした。 ホームで自分自身も初めてのゲームで、本当苦しかったですけど、自分が止めて勝ったっていうよりは、チーム全員でつかんだ勝利だったので、終わった瞬間にみんなが近寄ってきたのはうれしかったです。 --ビッグスワンは憧れの場所だった。入場したときに、本当に興奮したというか、今まで外から見る風景に自分が立っていると実感したときは、本当に鳥肌が立ちましたし、やっと1つ夢をかなえられたなという気持ちです。 --そこに結果もついてきた。自分がどうこうして勝ち切れたっていうことではないですが、ビッグスワンのデビュー戦で(仲間が)退場して、守備陣からしたら厳しい中の試合でしたけど、それで1-0で勝てたっていうのは、ちょっと出来過ぎかなと思います。もう一生忘れられないです。
MF 33
高木 善朗
やりたいプレー、やりたいことができているので、ストレスなく試合ができていると思います。後ろからボールをつないで相手のゴール前まで攻めていくところがうまくいっている。 個人の狙いとしては、相手のボランチの脇で受けて、前にボールを進めるところをうまくできたかなと思います。 --ゴール場面について。舞行龍(ジェームズ)さんが僕のところに来て「相手の高さがあるから、思い切って狙ってもいい」と言ってくれたので、僕自身あんなにうまく入るとは思っていなかったんですけど、こぼれ球狙いで蹴ったら、相手に当たって入ったのでラッキーだったと思います。こぼれ球にみんなが詰めるイメージだったので、枠に飛ばせればいいと思っていた。 --得点後、1人少なくなってから共有したことは。チームとしてはボールをつなぎたかったが、逆に10人になったことで、守るという共通意識になって、守り切れたことは良かったと思います。 --キャンプから引いた相手の崩し方はテーマだったが、そこはうまくいっていたか。空いているスペースの見つけ方、使い方が、今年はうまくいっていると思います。