セットプレーをモノにした甲府、敵地で完封勝利をあげる
ヴァンフォーレ甲府
DF 8
--先制ゴールを振り返ってください。準備段階で周りの選手を生かすダミーとして準備していたが、役割が終わったあとでも生きる方法があるので、周りの選手のあとに入っていった。そこで当てられたことに意味がある。 --無失点で勝ったことについて。今季は特に勝つことに執着してやっていこうということを掲げていた。2-0という結果は良い勝ち方ですが、2-1、3-2でも勝てればどういう内容でもいい。今日は良い内容がある中で勝てたことが良かった。 --古巣である大宮からゴールを奪ったことについて。もう10年以上前の話でもあるのでそこまで古巣感はないですが、大宮の育成組織でプレーをさせてもらい、トップに昇格させてもらった恩があるので、違うチームでしっかりプレーしている姿を見せることができて良かった。
大宮アルディージャ
監督
とにかく勝てなかったところが非常に残念です。 --ゲームをコントロールできる時間が少なかった印象ですが、何が要因でしょうか?まずはコロナの影響がある中でも来てくれた4,000人のファン・サポーターの方々に感謝しています。試合を支配できなかったのは、前半の失点でまた追い上げないといけない状態でスタートしたのが一番の要因だったと思います。 --後半に行った3人同時投入の意図は?相手のロングボールの守備に対して、こちらはファーストDFのコシ(山越 康平)がいることで、それを弾けるのではないかというのが1点。あとは空いているスペースに人を入れて、そこから攻める意図で3人投入しました。 --甲府のセットプレーは脅威でしたが、どんな対策を立てていましたか?相手の狙いとするものはすべて想定内だったので、もちろん攻撃ではセットプレーでの得点が多いことも分かっていました。ただ、自分たちが対抗しているものが競り合って負けてしまったので、すごく悔しいです。 --2失点ともセットプレーでした。もう少し準備をしておけばという思いもありますか?こちらとしては準備はしていましたが、それを上回られた。そもそもどうしてCKになったかも突き詰める必要があるので、次の京都戦に向けて生かしたい。 --FWへのボール供給の仕方の評価は?前半については、相手のスペースを狙いとする場面が多く出ていたと思います。ただスペースを突くのは得点を取るためで、スペースを突いたあと、もう1つアクションが重なってスピードが増せば、ゴールにつなげられたと思います。 --最初から満足できる形ではなかったですか?前半は意図するものが多く出ていました。一方で守備は後手に回ることもあったので、ハーフタイムに選手たちとシェアしました。 --後半の立ち上がりで柴山 昌也を投入しました。その意図は?狭いスペースでプレーできる、それが1つの理由です。空いているスペースがあったので、そこで彼がプレーできることを期待して投入しました。
ヴァンフォーレ甲府
監督
セットプレーから先制点を取ることができ、追加点も取れたことは素晴らしい。選手は集中力を保ってくれた。相手がオーガナイズを変えたり、違う選手が出てくる中でも集中してくれた。流れとしては最初にセカンドボールが拾えなくて、(ネルミン)ハスキッチの浮いたところに誰が行くのか少し戸惑ったが修正できた。前半の20分くらいまで、裏へのランニングというところの対応が難しかった。ボールを動かしながら攻撃ができたので、ゲームコントロールができている。2-0になって押し込まれるところがあったが、(相手にボールを)持たせたところはある。最後まで集中してゲームコントロールができた。 --泉澤 仁はケガ明けながら先発だった。プレーの評価は?強行で泉澤自身がこのゲームに懸けている思いがあり、ケガを早く治して戻ってきてくれた。2~3日前に復帰したばかりだけど、コンディションを整えながらやってくれた。前半から狙いを出してくれていたし、苦しい時間帯にタメを作ってくれた。カットインからのシュートを増やせれば、アシストやゴールは増えていくと思う。 --キャプテンの新井 涼平が先制ゴールを決めましたが、彼が決めた意味について。キャプテンとしてチームをまとめてキャンプからコンディションを整えてやってくれました。ケガで開幕戦は間に合わなかったが、今節はボールを回すところもやってくれた。山本(英臣)選手、小柳(達司)選手とともにディフェンスラインをコントロールできたことは良かった。
大宮アルディージャ
MF 8
馬渡 和彰
--前半、右サイドで攻めに出ていけなかった印象でしたが。そうですね、前半は右サイドが目立つ形になりましたが、全体でプレスに行けなかった。相手の荒木(翔)選手と8番(新井 涼平)、泉澤(仁)選手の流動的な動きでマークをハッキリできなかったという印象です。守備で後手にはなりましたが、やられてはいなかった。攻撃では奪ったボールを大事にできなかったので、チームとしてどうしていくかは今後の課題です。 --終盤の2バックでの攻撃の感触は?0-2で点を取るしかなかったので、自分のところは行けると思って、全部ボールを要求してガンガン仕掛けて点を取りに行こうとした。僕はこういうのを続けて、よりいいボールを上げたり、前半の守備のところを修正したり、自分に矢印を向けて取り組んでいきたいです。 --開幕戦は勝利しましたが、2試合連続で先制点を奪われています。前節(・水戸戦)の失点は明らかに僕のミス。中野(誠也)選手がしっかりパスを落としていればなど、“たられば”はありますが自分の失点でした。今日は前半後手に回って、相手の可変システムに対応することに時間がかかった。流れの中で崩されたわけではなく、セットプレーでの失点はもったいない。今日はマンツーマンでセットプレーを対応しましたが、セットプレーの重要性は再度確認しないといけない。一人ひとりの自覚も大切かなと思います。 --チームの仕上がり度は?やりたいことができていることと、まだまだ改善して取り組まないといけないことがあるので、決していまのままでいいとは言えないと思う。もっとクオリティーを高めて、監督のやりたいことの中から選手がアレンジしてできるようにならないといけない。J1に昇格するには、今日のような試合をやっていてはダメなので突き詰めたい。 --次節の京都戦に向けては?開幕戦でたくさんのご協力があった中でふがいない試合をしてしまった。次節は躍動した姿を見せて必ず勝点3を取りたい。
DF 4
松本 大弥
--前半、甲府が後ろ5枚でボールを回していて、大宮は2トップでプレスしていたので数的不利な状況でした。ボランチ2枚が前に出るという話はなかったですか?チームとしてやりたいことがサークルというのですが、1回引いて相手が高い位置に来てからプレスを掛けるやり方をしているので、あそこは回させてというか、下げさせて前に行きたいという感じでした。 --主導権を握り返せなかった展開でしたが。後半、少し高い位置でボールを動かせるようになって、自分が蹴るだけではなく、パスをさばくところをやれれば良かったと思っています。 --次節・京都戦もホームです。今日、たくさんの方に試合を観ていただいたんですが、勝利を届けることができなかった。次節はサポーターの方と一緒に喜びたいです。 --前半はかなりミドルシュートを狙っていましたが、後半はそれがなくなり、シュート数も伸びませんでした。どんな要因がある?後半のシュートが少ない原因ですか、少し前に急いでしまって攻撃が単調になってしまったので、もう少し時間をかけながらサイドを崩したりすれば自分の前のスペースも空いてくる。攻撃が単調になったところが原因だと思います。焦るというよりは、ゴールを取らないといけないという気持ちでした。 --攻撃が単調になったのは甲府の守備が良かったからでしょうか?そうですね……。相手の裏のスペースを突きたいのはありましたが、もう少し高い位置で主導権を握れたのかなと思うので、自分たちにも原因はあります。