2連勝中の藤枝と、2連敗中の大宮によるJ2勢対決。明治安田J2・J3百年構想EAST-Bグループ地域リーグラウンド第6節の前回対戦では、藤枝が2-1で勝利を収めた。その後の流れとしては明暗が分かれ、当時からは順位も入れ替わっているだけに、今回はどちらが良い波をつかむかが注目される。
藤枝は第9節・長野戦こそふがいない内容と結果に終わったが、その後は勝負強さが目立つようになり、前々節・岐阜戦では今季初の逆転勝ち。前節・甲府戦では今季初となる1-0での勝利を収めるなど、勝ち切る力を高めて3位まで上がってきた。
槙野 智章監督は「前回から1カ月半でより変わったのは僕らのほうなので、ホームでまた違った姿で戦えると思います」と自信を見せる。前回対戦はアウェイということもあって守備をベースに粘り強く戦いながら、
松木 駿之介が限られたチャンスを生かして2得点を挙げ、勝利につなげた。今回はホームでより自分たちらしく攻撃的に戦いつつ、勝敗を分けるポイントをきっちりと自分たちの側に持ってくることを目指している。
一方、大宮は第5節までは4勝1PK負けの2位と好調だったが、藤枝戦からは2勝4敗と負け越し、順位を5位に落としている。ただ、前節・磐田戦で敗れたあと、宮沢 悠生監督が「自分たちがやることを信じて顔を上げてやっていけば、この強烈なダブルパンチ(2連敗)を成長につなげられる」と選手たちに話したとおり、戦い方を変えることなく、自分たちの底力を信じて盛り返す覚悟を固めている。
その意味では、大宮からすれば、前回対戦で敗れた藤枝はきっかけをつかむのに絶好の相手であり、今節に懸ける選手たちの気迫は相当なものになるはずだ。
藤枝の選手たちも、大宮の武器である走力、インテンシティー、球際といったベースの部分で上回ることが勝利への大前提になると口にしており、まずはそこでどちらが優位に立てるかが注目される。
[ 文:前島 芳雄 ]