「相手は同じカテゴリーのツエーゲン金沢なので、必ず勝ちたい」。鳥取の林 健太郎監督は明治安田J2・J3百年構想地域リーグラウンドが終わった直後の会見でそう口にした。金沢の辻田 真輝監督も「夏以降に戦う相手とできるのはシミュレーションにもなる」と話すなど、来季J2昇格を巡って争うチーム同士の対戦となる。
地域リーグラウンドでは一時WEST-Bグループ最下位まで落ちた鳥取だったが、終盤の7連戦を5勝2敗(うちPK戦での勝利が1つ)で乗り切り、6位に浮上。直近の第18節もJ2大分にPK戦で勝利し、右肩上がりでプレーオフラウンドに進んだ。林 健太郎監督は来季昇格するためには「前に出ていく強さやスピード、アクション」が必要と考え、このJ2・J3百年構想リーグでそこを強化。地域リーグラウンド後半戦には「ボールを奪って得点するシーンもたくさんあり、複数得点が増えてピンチの数が減った」と、チームの成長に言及した。金沢も同じようにボールを奪うことを強みにしているチーム。インターセプト総数はJ2・J3百年構想リーグ全体で6位という数字を残している。どちらがボールを奪えるのか。さらにはそこから効果的に前に出ていけるのか。そこがこの試合の1つの見どころとなる。
鳥取が変化・成長したのと同様、金沢も今大会を戦う中で成長。昨季は38試合で無失点試合は7回だったが、今大会は18試合のうち半分の9試合で無失点。地域リーグラウンド前半戦は4失点、5失点を喫する試合もあったが、後半戦は大量失点が一度もなかった。
お互いに右肩上がりの成長を遂げ、プレーオフラウンド第1戦に挑む。
[ 文:村田 亘 ]