八戸は直近の明治安田J3第23節・福島戦を1-1で引き分け、連敗を『3』で止めた。「良かったところは一人ひとりの前への意識」と葛野 昌宏監督が振り返ったとおり、中を閉めた守備からボールを奪うと、これまで薄かった前への意識を高め、速攻から多くのチャンスを創出した。また、サイドで起点となりつつ自らの仕掛けから攻撃を活性化させた両ウイングバックの小牧 成亘と丹羽 一陽は、今節に向けても重要な存在だ。
チーム最多となる5ゴールを決めている上形 洋介は「長野はチームとして力のあるチームですが、しっかり立ち向かって前向きでプレーできるようにやっていきたい」と今節を見据える。福島戦と同様に前への意識を高め、ホーム4連戦を締めくくる勝利を手繰り寄せたい。
対する長野は、直近の第23節・藤枝戦で6試合ぶりの得点を挙げて先制に成功するものの、その後3失点を許して逆転負け。6戦勝ちなしと、いまだ不調が続いている。それでも、「チャンスは多く作れましたし、何回か決定機もあった」という三田 尚希の言葉どおり、あとは決めるだけというシーンを作っていただけに、今節ではフィニッシュの質を高め、復調のきっかけとなる勝利を手にしたい。
[ 文:芳賀 広太郎 ]