1カ月半ほどの時間をかけた準備の成果がどう出るか、非常に楽しみだった前節の開幕戦。北九州は岐阜に先制されながらも、終盤にCKから乾 貴哉のヘディングシュートでドローに持ち込み、勝点1を手にした。一方の讃岐は沼津を相手に何度か迎えた決定的なピンチを驚異的とも言える粘り強い守備で耐えしのぐと、88分からピッチに入った吉田 源太郎が90分に決勝ゴール。吉田のJリーグ初ゴールで米山 篤志新監督の初陣を勝利で飾った。
北九州は勝利こそ逃したが、今季のチームテーマである走力を生かした攻守を十分に表現した。細かい改善点はあるものの、田坂 和昭新監督も「ボールを動かしながらの機動力のあるサッカーを見せることができた」と評価しており、前向きな姿勢でホーム連戦の2戦目となる今節に臨むことができるはず。
一方の讃岐は一体感を持って苦しい状況を耐え、4年ぶりとなる開幕戦勝利を収めたことが何よりの収穫。しかし、米山監督は「大事なのは立ち止まらないこと」と、開幕戦勝利に浮かれることなく前に進もうと気持ちの切り替えを選手に求めており、今節は新たな気持ちで開幕2連勝を目指すことになる。
[ 文:島田 徹 ]