手にしたのは1ポイント。形は見せたが、ネットは揺れず
最初にビッグチャンスを作ったのは松本。34分、井上 愛簾が高い位置でボールを奪い、自ら運んでシュートを放つ。しかし、GK猪瀬 康介がわずかに触り、枠を外れた。その後も松本のペースが続くが、ネットは揺らせない。
高知は69分にこの日一番のチャンス。佐々木 敦河のクロスから、最後は三好 麟大がゴール前からシュートを打つが、GK小林 将天が体を張って止めた。
終盤には松本が畳みかける。82分、樋口 大輝のクロスから村上 陽斗が打ったシュートはわずかに枠外。その3分後、金子 翔太のクロスに田口 裕也が頭で合わせたが、これはクロスバーを叩いた。
互いに準備してきた形を見せた開幕戦だったが、スコアは動かず、勝点1を分け合った。
[ 文:朝井 ひなた ]
松本山雅FC
--ケガ明けで迎えた開幕戦で先発フル出場しました。試合全体を振り返ってどのように受け止めていますか?開幕戦が難しい試合になることは分かった上で、アウェイで最低限の勝点1が取れたことは評価できるかなと思います。ただ、勝てなかったことは反省しなければいけません。 --決定機を1つでも決めて勝点1を3にするような試合を増やしていかなければいけないと思いますが、今後に向けてどのように考えていますか?確実に(勝点)3を取れたゲームだったと思います。最後はどう決めるかです。自分たちがボールを持って時間ができたときに、止まってしまう選手が多いので、背後を取り続ける、動き直して受け続けるということを、自分だけじゃなくいろんな選手がやるようになったら、もっとチャンスが出てくるかなと思います。また来週の練習から頑張りたいと思います。
高知ユナイテッドSC
FW 28
七牟禮 蒼杜
チームとしてやりたいことができた場面もありましたし、なかなかうまくいかない時間もありましたが、初戦にしては、監督がやりたいサッカーを見せられたと思います。勝ち切れなかったのは、これからのチームの課題として、シーズンを通してやっていかないといけないと思います。 --自身のプレーを振り返って。個人的にJリーグデビュー戦だったので、まずは思い切って楽しもうと思っていました。最初のプレーでシュートを打つことは意識していたので、そこでシュートを打てて、試合にうまく入れたかなというのはあります。 --自身が今後強化したい点は?今日はなかなかシュートシーンを作れなかったのですけど、シーズンを通してFWとしてゴールを重ねていくには、少ないチャンスの中でも決め切らないといけないなと痛感しました。今日はクロスが上がってきた場面はありましたが、うまく合わなかった部分があったので、練習からチームメートにも要求しながらやっていきたいです。自分の中で手ごたえをつかめた部分もあったので、そこは継続してやっていきたいです。
DF 4
小林 大智
自分たちが準備してきたことは多く出せましたし、苦しい時間帯もありましたけど、粘り強くチームで守って、勝点1を取ることができました。ただ、決め切ることは勝負を分ける上で大事なことだと実感しました。 --「準備してきたこと」とは?GKからうまくボールを動かして前進するというところと、山雅さんはハイプレスをしてくるということは分かっていた上で、その中でも恐れずに勇気を持って、ボールを大事に自分たちで動かして主導権を握るサッカーはずっとやってきたので、その部分は多く出せたかなと思います。 --自身として、昨季と役割に変化があったと感じる部分は?フォーメーションが昨季の3バックから4バックに変わっているので、攻守ともに求められることは変わっていると思います。その中でも攻撃の最初の部分、ビルドアップの部分は多くを要求されています。パスの配球と、空いていたら自分で運んでいくということは、攻撃に厚みを出せると思っているので意識しています。
GK 17
猪瀬 康介
たくさんの方に観に来ていただいている中で、とにかく僕たちは、勝つこともそうですけど、自分たちのサッカーを貫くことを意識しようと試合前のミーティングで話をしていました。結果としては0-0でしたけど、僕たち守備の選手としては失点をゼロで抑えられたということはポジティブなのかなと思います。 --下平 隆宏監督体制になって強化されたビルドアップについては?試合の入りから、僕を使ってしっかりとビルドアップを進めていくというところは積極的にポジティブにできていたのかなと思います。苦しい時間帯でも選手を使ってビルドアップしていけばはがせるなという感覚もあったので、そこは次の試合でも意識していきたいです。 --次節への意気込み。失点をゼロで終える試合を増やしていく、そして勝ちにつなげていくということを、次の試合も意識して、チーム一丸となって戦っていきたいと思います。