両GKが好守連発。白熱の一戦はスコアレスドローで決着
サンフレッチェ広島
監督
今日の試合は0-0でしたけども、本当に面白い、インテンシティーの高いJリーグのゲームだったと思います。 相手はバリエーション豊富なビルドアップから攻撃してきて、自分たちはそれに苦しめられたところがありました。前半30分ぐらいから自分たちも対応できるようになり、後半は自分たちのほうがゲームを握れていた時間が長かったんじゃないかと思います。お互いに本当に良いチャンスを作りながら、良いところまでいけたのですけれど、そこでお互いのGKが良いセーブを見せていたと思います。 勝てなかったのは非常に残念ですけれど、これまでもセレッソ戦はいつも最後の最後でラッキーな形で勝点3を取れていた。ここ1年半はそういうラッキーな形で勝てていたことを考えたら、今日は0-0でも良かったのかなと思います。チームが見せたパフォーマンス自体に関しては非常に満足していますが、0-0だったことは少し残念に思っています。 今日はスタンドを埋めてくれた多くのファンの方々に非常に感謝したいと思います。最後のガンバ戦ではもっとたくさんの人に来てほしいなと思っています。
セレッソ大阪
監督
もちろん勝ち切りたい試合でしたが、この3週間広島をスカウティングして、分析すればするほど、広島は攻守にアグレッシブで安定感がある、攻撃も守備も能力が高い選手がそろっているなと。厳しい試合になると思っていた中で、この3週間いろいろなことにトライしました。 今日勝ち切れなくて残念ですが、たくさんの新しい発見もありましたし、広島を相手にクリーンシートで終われたこと、チャンスや決定機も作れたこと。そこはポジティブに感じています。次の大一番に向けて全員で努力して、クオリティーを上げて、イメージの共有、その回数を増やしていきたいと思います。 --香川 真司選手をアンカーに配置して[4-3-3]で臨んだ意図と、実際のパフォーマンスについて。[4-3-3]に変えたことは、攻守で理由があります。今季もはじめは[4-3-3]にトライして、途中から[4-4-2]に戻して戦ってきましたが、前回の[4-3-3]をやっていた頃からメンバーも替わりました。移籍があったり、ケガでの離脱があったり、現在のストロングポイントであるジョルディ(クルークス)やカピ(カピシャーバ)が私たちのやり方に慣れてきたこともあります。いまの選手たちで一番合うシステム、立ち位置を考えたとき、個が生かせて、ビルドアップが安定する。攻撃面ではそうした理由があります。 守備のところではここ数試合を振り返ったとき、私たちの強みである前線からのハイプレスに対して、鹿島も神戸も早いタイミングでロングボールを多用して、そこからのセカンドボールのバトルで回収し、前進してきました。そこでの対応で私たちの課題がありました。 [4-3-3]にすることで、守備で中央に人数を多くする狙いがありました。[4-4-2]のときは[4-2-4]のような形になり、ダブルボランチが広範囲をカバーする役割になっていました。今回はサイドに誘導すれば、ボランチ3枚と逆サイドのウイングがいて4枚になる。構造的にセカンドボールを拾いやすくなる。それらの理由があり、広島のストロングポイントも踏まえて、[4-3-3]で臨みました。 実際のパフォーマンスとしては、特に守備のところはJ1でもトップクラスの攻撃力を誇る広島に対し、結果が示す通り、守備でゲームをコントロールすることができたと思います。攻撃のところも、まだまだクオリティーは上げないといけないですが、特に前半は自分たちで意図的にボールを前進して、ファイナルゾーンまで運んでいく。そういった狙いどおりのシーンもたくさんありました。 後半は相手がマンツーマン気味に戦い方を変えてきましたので、強度のところでうまく前進できないところもありましたが、新たな課題として2人、3人で出入りをしながら相手を崩していく。そこの課題も一つひとつ、次の試合に向けて高めていきたいと思います。
--0-0で勝点1という結果をどう受け止めますか?全員で最後まで一生懸命走って、難しい状況を一歩、乗り越えたと思います。強い広島を相手に失点ゼロで抑えたことは自信にもなったと思いますし、前半、自分たちのペースでボールを回せて、チャンスも作れました。チームとして次につながる勝点1になったと思います。 --スタートの立ち位置が変わり、香川 真司選手がアンカーに入る形になったが?前半は特に真司がフリーで顔を出せる場面は多かった。ボールもうまく回ったと思います。後半は少し苦しい場面も増えましたが、オク(奥埜 博亮)もジョー(上門 知樹)もうまくポジションを取れる選手たちなので、そこでのコンビネーションをもっと高めていくことができればと思います。 --自身としては失点ゼロで抑えたが?この3週間、良い準備をして臨みました。自分のポジションを勝ち取らないといけない状況は変わっていません。まず失点ゼロで抑えるのが自分の仕事ですし、その上でビルドアップでもチームの力になっていければと思います。プレッシャーもありますが、そのプレッシャーも力に変えて、やり続けたいと思います。
--後半途中から入り、チャンスや決定機にも絡んだが、振り返ると?いつもは外に張るプレーも多かったですが、今日はいつもとフォーメーションも変わり、インサイドハーフで使ってもらったので、自分の特長はより生きたかなと思います。今日は無失点で終わることも大切だったので、インサイドハーフとして守備の強度も求められていた中で、チームに貢献できて良かったです。 --普段より1つ中に入るぶん、自身の特長も出しやすかった?そうですね。ゴールが近い中でのドリブルや、狭いスペースで受けるプレーは得意なので、特長は出せたと思います。 --自ら持ち運んで決定的な形を作り、相手GKにビッグセーブされた場面もありました。大迫(敬介)選手も日本代表のGKですし、簡単には入らないなと感じました。得点はどん欲に狙っているので、次のダービーで決めることができたらと思います。
サンフレッチェ広島
FW 9
ドウグラス ヴィエイラ
とても堅くて難しい相手でした。毎回、C大阪との試合はそうですけど、今日は特に難しかった。自分個人としてもフィニッシュに持っていけるようなシーンがなかったですし、失点をしなかったので、そういう意味では良かったと思いますけど、もっと自分がシュートを打てるようなチャンスを作りたかったです。 --どういう攻撃をしていければ良かったと思いますか?試合が終わったばかりなので分析するのは難しいです。 --今季最多の観客に勝利を届けたかったですが。どの試合も勝ちたいですけど、ホームはいつもたくさん来てくれますし、喜びを分かち合いたいという気持ちで戦っています。もうこのスタジアムは(今節を含めて)残り2試合なので、勝利に結びつけたかったですけど、すごく難しい試合でした。 --今日はC大阪のキム ジンヒョン選手のパフォーマンスが良かったなという気持ちもありますか?もちろん止めるところもそうですけど、11人目のフィールドプレーヤーとして足元の正確さも優れているなと思います。本当にハメるのが難しかったです。スペースを見つけてパスを出してくるので、本当に素晴らしいGKだなと思います。
DF 19
佐々木 翔
--前半は難しい展開でした。相手がああいう試合運びをしてくる中で、ワンチャンスを決められていればガラッと試合展開も変わっていたと思います。最初の30分くらいは相手のやり方に対応するまで少し時間がかかってしまいましたけど、前半が終わる前に修正することができたのはこれからに生きてくると思いますし、また1つチームとして上積みがあるかなと思います。 --後半はオープンになってチャンスもありました。決められれば良かったですけど、僕らもピンチもありましたし、そこら辺はまたチームとしてコミュニケーションをとりながらやっていければなと思います。 --今日はC大阪のサポーターからも横断幕が出ていました。感動しました。僕らも思い入れあるスタジアムですけど、リーグの創設当初からJリーグを応援してくださっている方たちもたくさんいると思います。ああいう横断幕を対戦相手のセレッソさんのサポーターが掲げてくれてありがたいですし、感謝しています。 --ホームゲームは残り1試合になりました。今日の試合後にラウンドしていて思ったのは、最後にもう一度手をつないで走って、手を上げて終わりたいなと。すごく強く思ったので、意地でも結果を出したいです。