2019明治安田生命Jリーグ 2019明治安田生命Jリーグ

開幕への意気込み

徳島ヴォルティス

徳島の試合前会見は『阿波おどり会館』から。サッカーを通じ、伝統文化とテクノロジーも発信

 2日、徳島のホーム開幕戦を翌日に控え、試合前記者会見が徳島市の『阿波おどり会館』で行われた。

 徳島からはリカルド ロドリゲス監督と今季加入した田向 泰輝が出席し、岐阜からは都合により大木 武監督が欠席となり、昨季まで徳島に在籍していた米田 徹ヘッドコーチと主将の阿部 正紀が出席した。勝敗のポイントを問われた両陣営は「志向するサッカーが似ているところもあり、いい状態でボールを支配して動かせるチームが勝利に近づくと思います」(ロドリゲス監督)、「リカルド監督と大木さんのサッカーで共通している部分もあると思いますが、まったく違うところも明日の見どころとポイントになると思います」(米田ヘッドコーチ)と、明日の試合に気持ちを込めた。

 対する徳島のリカルド ロドリゲス監督、岩尾 憲主将はJ2の“先輩”らしい落ち着いた雰囲気を漂わせていた。ロドリゲス監督は「見に来た人が楽しんでもらえるサッカーをやりたい」と抱負。「アウェイに来たのを感じる」と第一声で述べた岩尾主将は「やるべきことをしっかりした上で、やりたいサッカーを」と語った

 また、今季初の試みとなっている試合前記者会見では、各クラブが地域らしさを出しているが、徳島側は県の代名詞でもある『阿波踊り』を題材に会見場所を準備し、踊り子さんとのフォトセッションも行われた。その様子は『徳島ヴォルティスYouTubeチャンネル』にてライブ配信されたが、実は全国屈指の光ブロードバンド環境が整っていることも徳島県らしさ。飯泉 嘉門県知事が『全県CATV網構想』を推進してケーブルテレビ網のインフラ整備に取り組み、県内全域に張り巡らされた回線を使用して高速・大容量・常時接続のブロードバンド環境を利用できる。その魅力を感じた大都市圏のICT企業を中心に、県内12市町村へ62社(2019年1月時点)がサテライトオフィスを構えるなど盛り上がりを見せている。

 サッカーを通じ、徳島県の伝統文化とテクノロジーの一端も発信できた記者会見となった。

 文・写真:柏原 敏(エルゴラッソ徳島担当)

 

■選手・監督コメント

 ロドリゲス監督(徳島):「常に徳島vs岐阜が試合をするときにはいい試合が行われていると思っています。お互いにボールを保持して主導権を握りながらいいサッカーをしようとする2チームの戦いです。志向するサッカーが似ている所もあり、いい状態でボールを支配して動かせるチームが勝利に近づくと思います」

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