明治安田生命J2リーグは23日、最終節となる第42節の11試合が行われた。
前節、勝点79で3位の福岡に並ばれた2位磐田は、アウェイで大分と対戦。1点リードで迎えた90分に大分に同点に追いつかれるも、その直後の後半アディショナルタイム1分、小林 祐希が勝越し点を奪取。土壇場で2-1の劇的勝利を収めた。4連敗となった大分は21位が確定し、J2・J3入れ替え戦への出場が決まった。
7連勝中で4試合連続無失点と絶好調の福岡は、一度は岐阜に同点とされるも、城後 寿とウェリントンが2点ずつを挙げる大活躍。4-1の大勝で破竹の8連勝を飾った。
この結果、磐田と福岡はともに勝点を82とし、得失点差で磐田がJ1自動昇格枠となる2位を勝ち取った。3位となった福岡はJ1昇格プレーオフへと回ることになった。また、磐田のジェイが20得点で得点王に輝いた。
前節、優勝を飾った大宮は、金沢に先制を許すも、清水 慎太郎と福田 俊介のゴールで2-1の逆転勝利。白星で最終戦を締め括った。
2連敗中で大熊 清新監督の初陣となった4位のC大阪は、茂庭 照幸が2得点の大活躍。7位の東京Vを2-0で下し、6試合ぶりの白星をつかんだ。
愛媛はチームのJ2通算450得点目となる近藤 貴司の先制点などで、徳島との四国ダービーを3-0で制してホーム3連勝。5位で初のJ1昇格プレーオフに挑む。
北九州は5試合連続得点の小松 塁を出場停止で欠くも、渡 大生と小手川 宏基の得点で、長崎を2-1で退けて7位浮上。一方、長崎は惜敗を喫するも、6位を堅持してJ1昇格プレーオフ進出を決めた。
千葉はJ1昇格プレーオフ進出の可能性を残していたが、ホームで讃岐に0-2で敗れ、9位に後退。讃岐は5戦無敗(3勝2分)でシーズンを終えた。
都倉 賢の3試合連続ゴールで先制した札幌は、攻撃の手を緩めず、4-1で栃木を破った。敗れた栃木はJ3自動降格枠となる22位が確定した。
熊本と岡山の一戦は互いに譲らず1-1のドローに終わるも、共に順位をひとつずつ上げた。横浜FCは1-0で群馬に競り勝った。
京都は後半アディショナルタイムに大黒 将志のゴールで2-1と水戸に逆転勝ちを収め、17位に順位を上げた。
なお、J1昇格プレーオフ準決勝とJ2・J3入れ替え戦第1戦は29日に行われる。