昨日に続き、肌寒い一日となった今日の大阪。ガンバ大阪は10時から非公開で練習を行った。
報道陣も含めて練習は見学できないため、具体的な内容等は分からないが、昨日、別メニューで調整していた選手のうちMF倉田 秋は合流。練習後は腰の状態を含め、改めて浦和戦への意気込みを語った。
「腰は全然大丈夫です。試合に出られる状態にはあります。浦和戦は痛いとか忘れるくらい、間違いなく熱い試合になるはずですしね。すごく楽しみです。浦和は自由にさせてしまうと好き勝手にやられてしまう。そこは意識しなければいけないし、相手は人数をかけて攻撃を仕掛けてくるからこそ、ボールを奪った後のファーストブレイクは大事だと思う。カウンターになったら全員で仕掛けにいく、というくらいの気持ちで前への意識を示せたらと思います」
その倉田と同様「試合が楽しみ」だと語るのはFW長沢 駿だ。シーズン途中の7月に清水エスパルスから加入して以降、なかなか出場チャンスを得られないでいたが、コンディションやチーム戦術へのフィットが見られたシーズン終盤は出場機会が増え、2ndステージ14節の浦和レッズ戦(@万博)で移籍後初ゴールを決めたことで勢いが加速。チャンピオンシップ出場を決めたモンテディオ山形戦でもゴールを挙げるなど存在感を示している。
「浦和は僕がJ初ゴールを決めた相手でもあり、ただその時は無観客試合でしたからね。今回はその真逆、超満員の埼玉スタジアムが予想されますが、個人的にはすごく楽しみだし、あの雰囲気を自分のゴールで黙らせたいという思いもあります。ガンバは周りの選手の能力が総じて高くて、僕のプレーの特徴を理解して、すごく活かそうとしてくれているのも分かる。それに対して、僕自身のコンディションの良さも相まって最近は持ち味を出せるようになってきているし、周りの選手の思いを感じるからこそ、僕も何とかその思いをゴールに繋げたいと思っている。浦和戦でもその姿を示したいと思う」
今回も出場となれば、攻撃に新たな色を加えてくれるに違いない。
[文:高村 美砂]