明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップ 決勝 第2戦が5日に行われ、広島が1-1でG大阪と引き分けた。2戦合計4-3とした広島がG大阪を破って、年間王座に輝いた。
試合の均衡を破ったのは、第1戦で2-3とショッキングな逆転負けを喫し、年間優勝のためには2-0以上での勝利が必要となるG大阪。27分、右CKから今野 泰幸がチャンピオンシップ3試合連続となるゴールを決め、G大阪が幸先良く先制した。
追加点が必要なG大阪がさらに攻勢を強めるも、広島は粘り強く耐えてゴールを死守し、虎視眈々とチャンスをうかがう展開。
そんな中、広島に流れを引き寄せたのは、森保 一監督の交代策だった。57分に佐藤 寿人に代えて浅野 拓磨を、65分にミキッチに代えて柏 好文を送り出すと、この交代選手の2人が起用に応えた。
76分、右サイドでボールを受けた柏 好文が正確なクロスを入れると、中央の浅野 拓磨がヘディングシュート。この一撃がG大阪ゴールネットを揺らして同点に追い付いた。
試合はこのまま1-1で終了のホイッスルを迎え、広島が2年ぶりとなる年間王座に返り咲いた。
なお、この試合のMAN OF THE MATCHには広島の浅野 拓磨が、チャンピオンシップのMVPには青山 敏弘が選出された。
また、広島は10日19:45に横浜国際総合競技場にて開催されるFIFAクラブワールドカップ ジャパン 2015開幕戦で、開催国代表チームとしてオセアニア代表のオークランド・シティーFC(ニュージーランド)と対戦する。