FIFAクラブワールドカップ ジャパン2016が8日に開幕し、開催国代表の鹿島アントラーズがオセアニア代表のオークランド・シティFCを2-1で下して準々決勝進出を決めました。
試合後の鹿島の選手・監督コメントです。
■石井 正忠監督(鹿島)
――なかなかギアが上がらない試合だったが、明治安田生命Jリーグチャンピオンシップからの期間の問題なのか、初戦の難しさがあったのか?
「前半は非常に、僕からすると全体的に体が重かったかなというふうには感じていました。後半になったら少し体が動いてくるんじゃないかと思っていました。相手陣内でボールは回しているんですけど、最終的にシュートが少なかったので、その辺は駆け引きもかねて、シュートの意識がもうちょっとあって良かったんじゃないかと思います。
1点を失ってからちょっとギアが上がった形になった。それを続けていたらこの先で負けてしまうので、その辺はチームとして修正しながらやっていきたいと思います」
――後半の金崎 夢生選手の投入は予定通りだったのか?
「いや、予定通りではなかったですね。(ケガをしていた)足の状態もまずまずというところだったので、どういうタイミングで出そうかなとは思っていたんですけど、点を取りに行くしかない状況になってしまったので、思ったよりは少し早く出る形になりましたね。
使いたくなかったということはなかったんですけど、時間をしっかり考えながら、内容を見ながら使うタイミングを測っていました」
――チャンピオンシップで川崎Fと1試合、浦和と2試合をやって、疲れが相当残っていたと思うが、コンディショニングについては?
「体が前半は重たそうに見えたので、そういう点では、今振り返れば少しコンディションにも問題があったように思いますね。この大会にかける選手の思いはすごく大きいものがありますし、気持ちの切り替えはできていたと思うんですけど、体の部分というのは少し出てしまったのかなとは、正直感じています」
■金崎 夢生(鹿島)
――決勝点について。
「(土居)聖真がいい折り返しをくれた。次も頑張りたい。勝たないといけない。今日みたいな試合をしたらあかん。気持ちを引き締めて戦いたい
前半の試合を見て、体が重かったのかな、と思った。開催国代表として各自が自覚を持って戦わないといけない」
――先発出場ではなかったが?
「(万全ではない)足の状態があったので、全て石井さん(石井 正忠監督)に任せていた」
■赤﨑 秀平(鹿島)
――同点ゴールについて。
「(永木)亮太くんからいいパスが来たので、しっかり決めるだけでした。ハーフタイムの時点で監督から「途中から行くから」と言われていましたし、前半の試合を見ていてシュートが少なかったので、自分が入ったらシュートを積極的に打って、もうちょっと決定機を多く作りたいと思って試合に入りました」
――得点場面でパスが来るのは分かっていた?
「来るだろうと思ってポジションを取りましたし、あとはGKと1人のDFの動きを見て、逆に蹴るだけでした――
――ベンチで見ていてどういうふうに感じていましたか?
紅白戦もこっちに来てからやりましたけど、その時もサブ組で良いプレーをしていましたし、ベンチメンバーはいつ入っても自分たちが活躍するイメージを持って今日入っていたので、誰が出ても活躍できたと思います」
――次の試合はアフリカのクラブとの対戦になるが?
「もっと鹿島アントラーズの強さを世界に向けて発信したいですし、今日よりももっと良いゲームをしたいと思っています」