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サッカーコートの広さは?
少年サッカーの規定サイズも解説!

みなさんはサッカーコートの大きさをご存じでしょうか?実は、プロの世界でも、会場によって大きさが微妙に異なります。この記事では、サッカーコートの大きさの規定について解説します。

  1. ・サッカーコートのサイズ規定は?
  2. ・各エリアのサイズ規定
    1. - ゴールエリアのサイズ
    2. - ペナルティエリアのサイズ
    3. - ペナルティマークの位置
    4. - コーナーエリアのサイズ
    5. - テクニカルエリアのサイズ
    6. - ハーフウェイラインのサイズ
    7. - センターサークルのサイズ
  3. ・少年サッカーにおけるコートのサイズ規定
  4. ・【豆知識】サッカーの試合場の呼び方は何が正解?
    1. - コート
    2. - ピッチ
    3. - フィールド
  5. ・まとめ

サッカーコートのサイズ規定は?

競技規則によると、タッチライン(コートの長い方のライン)の長さは90m~120mで、ゴールライン(コートの短い方のライン)の長さは45m〜90mとなっています。

一方で国際試合に関しては、一般のサイズ規定とは異なります。タッチラインは100〜110mで、ゴールラインは45m〜90m。ワールドカップやオリンピックのような大会では、タッチラインは100〜110m、ゴールラインは64m〜75mと定められています。ただしFIFAは105m×68m推奨しており、日本のスタジアムの多くはこのサイズが標準とされています。 またラインの太さにも規定があり、12cmを超えてはいけない決まりとなっています。

図:サッカーコートのサイズ

各エリアのサイズ規定

サッカーコートにはタッチラインとゴールラインだけではなく、様々なラインが引かれており、それによって各エリアのサイズが決められています。

写真:各エリアのサイズ

ゴールエリアのサイズ

まずゴールの近くのエリアを、「ゴールエリア」と言います。ゴールエリアはゴールキックを蹴る際にボールを置くことができる範囲で、このエリアの中であれば、どこからでもゴールキックを蹴ることができます。 ゴールエリアは、左右のゴールポストから5.5mの距離に、ゴールラインに対して直角となる5.5mのラインを2本引きます。そして、2本のラインの先端を結んでできる長方形のエリアが、ゴールエリアとなります。

ペナルティエリアのサイズ

そしてゴールエリアの外側にある広いエリアを「ペナルティエリア」と言います。 ペナルティエリアはGKがボールを手で触っていいエリアのことで、自陣のこのエリア内でファウルをすると、相手にペナルティキックを与えることになります(関節フリーキックの場合もあります)。 ペナルティエリア左右のゴールポストから16.5mの距離に、ゴールラインに対して直角となる16.5mのラインを2本引きます。そして、2本のラインの先端を結んでできる長方形のエリアが、ペナルティエリアとなります。

ペナルティマークの位置

ペナルティエリア内には、ペナルティキックを蹴る位置もラインで描かれています。その位置を「ペナルティマーク」と言います。 ペナルティマークは、左右のゴールポストの中心からゴールラインに対して直角方向に11mの距離となります。マークの大きさは直径22㎝と定められています。

コーナーエリアのサイズ

コートの四隅には「コーナーエリア」があります。コーナーキックを蹴る時にボールを置く位置のことで、このエリア内、もしくはライン上にボールを置いて、コーナーキックを蹴ります。
コーナーエリアはタッチラインとゴールラインが交わる位置を起点とした半径1mの四方円の大きさとなります。

テクニカルエリアのサイズ

両チームのベンチの前には、「テクニカルエリア」というものがあります。これは監督やコーチがピッチ上の選手に指示を送るためのエリアで、原則このエリアに入れるのは1人のみ。同時に複数人が入ることはできません。 テクニカルエリアは、ベンチの両端から1m、タッチラインから1m離れたエリアに設定されます。

ハーフウェイラインのサイズ

コートを半分に区切る位置に書かれているラインのことを、「ハーフウェイライン」と言います。
ハーフウェイラインは自陣と相手の陣地を分けるためのラインで、キックオフ時にはこのラインを越えて相手陣内に入っては行けません。またオフサイドの判定でも、受け手がこのラインを越えていたか、越えていないかで、判定は変わってきます。
ハーフウェイラインはコートの縦の長さからちょうど半分の位置に描かれ、長さはゴールラインと同じ45m〜90mとなります。

センターサークルのサイズ

コートの中心に描かれている円を、「センターサークル」と言います。
センターサークルはキックオフ時に、相手の選手が入ることはできません。逆に味方の選手の人数制限はありません。またPK戦の時には、両チームの選手はこのサークル内に並ばなければいけません。
センターサークルは、ピッチの中心を起点に、半径9.15メートルの円で描かれます。

少年サッカーにおけるコートのサイズ規定

少年サッカーでは、コートの大きさが異なります。1人チーム8人制の大会が増えており、ここでは日本サッカー協会が推奨する8人制のコートの大きさを紹介していきます。

図:少年サッカーにおけるコートのサイズ

タッチラインは68mで、ゴールラインは50m。大人のコートの半分程度の大きさとなります。
ゴールエリアは左右のゴールポストから4m、ペナルティエリアは左右のゴールポストから12mの距離となります。
ペナルティマークはゴールから8mで、コーナーエリアは1mと、大人と同じサイズ。そしてセンターサークルの半径は7mとなります。
また少年サッカーの場合は選手交代を行う交代ゾーンが設置されており、ハーフウェイラインを起点に、左右に3m、計6mの範囲が交代ゾーンとなります。

【豆知識】サッカーの試合場の呼び方は何が正解?

サッカーのコートは、「コート」と呼ぶほかに、「ピッチ」「フィールド」と呼ぶ場合もあります。その違いはどこにあるのでしょうか。

コート

まず「コート」とはサッカーをはじめ、テニスや、バレーボール、バスケットボールなどのスポーツで、競技を行うための試合場のことで、塀や建物で四方を囲まれたスペースや中庭を指します。

ピッチ

「ピッチ」という呼称は、イギリス発祥のスポーツ「クリケット」の用語で、サッカーにも用いられるようになりました。

フィールド

「フィールド」は、英語で野原や野外を意味し、スポーツでは陸上競技場のトラックの内側の部分を指す用語として用いられています。JFAの「サッカー用語集」では、「フィールド」と「ピッチ」は同義語として扱われ「サッカーをプレーする、タッチラインとゴールラインに囲まれた芝生のスペースのこと」と説明されています。

いずれの言葉もサッカーをプレーする場所として使われていますが、メディアなどでは「ピッチコンディション」や「ピッチに立つ」など、「ピッチ」という言葉が用いられることが多いです。

まとめ

写真:コート

サッカーコートのサイズ規定に幅があるのは、サッカーが多くの国でプレーされていることが大きな理由のひとつです。経済的な問題や土地の問題などで、限られたスペースを活用しなければいけない国もあります。そういった問題があってもサイズに幅を設けることで、どこの国でもプレーできるようになっているのです。