REPORT

FINAL振り返り

2002年
2002.11.04 14:09 Kick-off

鹿島が真っ赤に染まった国立で浦和の野望を打ち砕く

鹿島アントラーズ 1-0 浦和レッズ

J2勢の参加はなくなり、J1の16チームのみが参加した記念の10回大会。4チームずつ4グループに分かれ、ホーム&アウェイの総当たりのグループリーグが行われ、各組上位2チームが決勝トーナメントに進出。1発勝負のノックアウト方式で優勝が争われた。

前回王者の横浜F・マリノスがグループリーグで敗れるなか、ベスト4に名乗りを上げたのは、鹿島アントラーズ、清水エスパルス、ガンバ大阪、浦和レッズの4チーム。清水に2-1で勝った鹿島が4度目の決勝進出を果たし、エメルソンのハットトリックでG大阪を3-2で下した浦和は初めてファイナル進出となった。

5万6000人を超える大観衆が詰めかけた一戦は、1点を争う緊迫した展開となった。均衡が破れたのは59分。左サイドからのクロスを、後方から走り込んできた小笠原満男が左足を強振。DFに当たったボールはそのままネットに吸い込まれ、鹿島が先制点を奪った。

その後、エメルソンやトゥットを中心とした浦和の攻撃に苦しむも、粘り強い対応で得点を許さず。虎の子の1点を守り抜いた鹿島が、三度目のナビスコカップのタイトルを手にした。