REPORT

FINAL振り返り

2010年
2010.11.03 14:09 Kick-off

稀にみるゴール合戦は延長戦で力を見せた磐田に軍配

ジュビロ磐田 5-3(延長) サンフレッチェ広島

ベスト4に進出したのは、ACL参戦チームの川崎フロンターレとサンフレッチェ広島、グループリーグから勝ち上がってきた清水エスパルスとジュビロ磐田の4チーム。そして決勝に名乗りを上げたのは、準決勝で川崎Fを下した磐田と、清水を撃破した広島だった。

磐田は準優勝に終わった2001年以来、広島は初めてのファイナル進出となった。

試合は大会史上稀に見る壮絶な打ち合いとなった。36分、船谷 圭祐のヘディングシュートで磐田が先制すると、43分に広島が李 忠成のゴールで同点に追いつく。さらに後半立ち上がりの48分、山岸 智にゴールが生まれ、広島が逆転に成功。しかし、このまま試合終了かと思われた89分、前田 遼一が同点弾を叩き込み、磐田が土壇場で試合を振り出しに戻した。

2-2で突入した延長戦は、磐田の強さが際立った。102分に菅沼 実が勝ち越しゴールを奪うと、その2分後には山崎 亮平が4点目を奪取。広島も槙野 智章の直接FKで1点を返したものの、109分に再び前田がダメ押しゴールを奪い、5-3のスコアで磐田が二度目のカップ戦王者に輝いた。