ホームでの前節・仁川戦は、相手が狙っていたカウンターから、オウンゴールで先制を許す。その後、西村 拓真のゴールで同点に追いつくも、再びカウンターから失点。それでも前半終了間際、CKに宮市 亮が頭で合わせて再び追いつく。しかし、試合終盤に安易なロストから途中出場のエルナンデス ロドリゲスに二度ゴラッソを叩き込まれて万事休す。六度目の出場となるACLは黒星スタートとなった。
今節は9月初旬から中3~4日で続く公式戦8連戦の最終戦。長期離脱者を多く抱え、選手の疲労が蓄積している中、神戸戦の先発から多少の入れ替えが濃厚だ。神戸戦後、起用のマネジメントについて、ケヴィン マスカット監督はこう語った。
「自分たちが置かれている状況はエキサイティングだし、楽しみでいっぱい。いま、『次に誰を起用しようか』と考え始めるわけではなく、すでにマネジメントしている。もちろん続けて出場しなければならない選手たちもいる」 この言葉から推測すれば、長距離移動を伴う中3日での今節の先発は、神戸戦の控えメンバーを軸に、残りのポジションを主力とメンバー外で埋める方向性だろう。注目ポジションは手薄な両SB。神戸戦に先発した松原 健、永戸 勝也を連続起用するのか、それとも村上 悠緋、加藤 聖らフレッシュな若手を抜擢するのか。神戸戦でも徹底的に狙われたように、横浜FMの戦術上、SB裏のスペースが守備の急所となるだけに、指揮官の人選が注目される。
対する山東泰山は前節、カヤFCに3-1で勝利。アウェイで貴重な勝点3を手にした。
横浜FMが警戒しなければならないのは、カヤFC戦でいずれも得点をマークしたモイゼス、マテウス パト、クリサンのブラジル国籍トリオ。さらにベンチには今季限りでの退団を表明している元ベルギー代表のマルアン フェライニも控える。仁川戦でエルナンデス ロドリゲスに苦杯をなめた横浜FMとしては、“ACLならでは”といえる強烈な個性を放つアタッカー陣をどう組織的に抑えるかがポイントとなる。
[ 文:大林 洋平 ]