ACL2において、ここまで全3試合でフル出場しているGK東口 順昭は、アジアでのアウェイの洗礼を知り尽くす1人。「環境とかもいろいろと変わってくると思うし、アウェイなので、ホームでの戦いのようにはいかない。向こうもホームで簡単にはやらせてくれないと思う。難しくなる」と東口 順昭は気を引き締める。
「これでグループステージの突破が近くなったところがある」と、ダニエル ポヤトス監督もプランどおりの3連勝に手ごたえを口にする中、4日後にはJ1第36節・神戸戦を控えているため、ナムディン戦のメンバー構成は頭を悩ませることになりそうだ。連戦を見据えた指揮官のマネジメントにも注目したい。
心強いのは、最前線で起点として機能しているイッサム ジェバリが調子を上げていること。ホームで行われた前節・ナムディン戦ではゴールを決めるなど、ナムディンのブラジル国籍CB陣に対してもフィジカルコンタクトで強みを見せ、頼もしいプレーを披露した。ベンチ入りはしているものの、ACL2でまだ出場機会がない南野 遥海や名和田 我空らにチャンスが回ってくるかどうかも、サポーターは期待を寄せるポイントになる。
一方、2位につけるナムディンは前節、G大阪を相手に今大会初黒星を喫したものの、ここで勝てば再び勝点で並ぶ状況にあるため、ホームで攻勢に出てくるはずだ。
「G大阪のプレーもあらためて研究したいが、次にホームで戦うときには違った試合を見せられると思っている」とブー ホン ヴィエット監督は市立吹田サッカースタジアムで敗れた直後の記者会見で力を込めた。しかし、ブー ホン ヴィエット監督はG大阪に敗れた直後、監督を辞任。クラブのテクニカルダイレクターに就任している。
G大阪に敗れたあと、国内リーグで2試合連続ドローに終わっているナムディンだが、ホームでは強力な外国籍助っ人を前面に押し出して攻勢に出るはずだ。
最も警戒すべき選手は、南アフリカ代表のパーシー タウだろう。再びマッチアップする可能性が濃厚な黒川 圭介もその特徴は把握済み。「体感したので、その感覚は覚えている。アウェイなので相手の勢いとかピッチも変わると思うが、イメージして戦いたい」と気合い十分だ。
今大会2試合目となる東南アジアでのゲームに向けて、タフさを身につけ始めている選手たちはアウェイの地でもその力を見せつける準備を整えている。「しっかりと勝点を積み上げて、グループステージ突破を決めたい」と黒川 圭介が力を込めた言葉は、チームの総意である。
[ 文:下薗 昌記 ]