AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)のグループステージで最後のアウェイゲームとなるグループF第5節・東方(香港)戦にG大阪が挑んだ。
すでにグループステージ突破は決めているG大阪。ただ、ダニエル ポヤトス監督は前日会見で「自分たちが求めていきたい順位がある」と力強く言い切った。25日には今季限りでの退任が発表され、東方戦を含めて、指揮を執るのはあと4試合。ACL2は残り2試合で勝点1を積み上げればグループ首位通過が決まるが、今節の勝利をもってそれを果たしたい。
スタメンの顔ぶれを見ると、GKはACL2で5試合連続の先発となる
東口 順昭。また、
半田 陸や
安部 柊斗らレギュラー格の多くを送り出す中、注目はACL2デビューとなる
名和田 我空だ。
一方、すでに敗退が決まっている東方としては、今大会最後のホームゲームで意地を見せたい一戦。ブラジル国籍FWジル マルティンスと、かつてJ3の鳥取でプレーした大久保 優はメンバー外となったが、河野 大翔はベンチ入りを果たした。
東方は開始早々、前から積極的にプレスを掛けてアグレッシブな姿勢を見せる。だが、G大阪は4分、
安部 柊斗が自陣から送った縦パスに
山下 諒也が抜け出し、GKリャオ フーユェンの動きを冷静に見切って先制ゴールを叩き込んだ。
理想的な試合の入りを見せたG大阪は、ボールを動かしながら試合を支配。19分には
山下 諒也が右サイドで仕掛けてクロスを送ると、ファーサイドで待つ
福岡 将太が合わせて2点目を奪い取った。
市立吹田サッカースタジアムでの前回対戦時には、大久保 優にロングボールを送る策を持ち合わせていた東方だが、今回は起点を作れず防戦一方の展開に。逆にG大阪は33分、FKを短くつないだところから
黒川 圭介がペナルティーエリア内左に進入。折り返しを
安部 柊斗が決めてリードを3点に広げた。
ACL2のホームゲームではまだ無得点の東方は42分、CKの混戦からゴール前でシュートを放つが、
東口 順昭らに体を張って守られ、得点を奪えない。
3点リードで試合を折り返したG大阪は後半から
奥抜 侃志を送り出し、攻め手を緩めない。選手全員が自陣で待ち構えるものの、ボールに制限をかけられない東方に対して、59分には
鈴木 徳真がフリーで
半田 陸にロングパスを供給。
半田 陸が追いついて中央に折り返すと、
デニス ヒュメットが難なく合わせて、今大会チーム最多となる4点目をもぎ取った。
さらに75分には、
三浦 弦太の縦パスを最前線で受けた
名和田 我空が、DFをかわして右足で技ありのゴールを叩き込む。19歳の高卒ルーキーにとっては待望のプロ初ゴール。チーム全体に歓喜の輪が広がった。
63分に河野 大翔とガオ ミンハオを送り出していた東方は一矢報いたかったが、後半は決定機を作り出せずに完敗。G大阪は5連勝を飾り、最終節を待たずにグループ首位通過が決まった。
[ 文:下薗 昌記 ]