公式戦11連戦の皮切りとなった、4日の明治安田J1百年構想WESTグループ地域リーグラウンド第9節・京都戦では、イェンス ヴィッシング監督とともに積み上げてきた今季のスタイルを発揮して京都を圧倒。2-0で今季初となる90分間での完封勝利を飾り、戦前に安部 柊斗が「勝って、しかも良い内容で勝ち切ってACL2にはずみをつけたい」と意気込んだとおりの結果となった。終盤での失点が課題となっていた中、京都戦でリーグ戦7試合ぶりのクリーンシートを果たしたことを踏まえ、中谷 進之介は「この先、自信を持って守れるようになる」と手ごたえを口にする。
ラーチャブリー(タイ)と対戦した準々決勝では、ホームで行われた第1戦で引き分けに終わったが、市立吹田サッカースタジアムで目指すのは当然ながら勝利を手にすることである。東口 順昭は、2015シーズンのAFCチャンピオンズリーグにて準決勝で涙を呑んだ経験を持つだけに、「準決勝にしかすぎない。ホームからの第1戦だが、目の前の試合に勝つためだけにやりたい」と大一番を前に、秘めた決意を口にした。
また、名和田 我空はリーグ戦ではここ3試合出場なしと思うように出番を得られていないが、ACL2準々決勝第1戦ではチームを救う貴重な同点ゴールを決めており、ACL2へのモチベーションを高めている1人。タイ代表GKのパティワット カマイが守るゴールをこじ開け、準決勝でも勝利に貢献する働きに期待したい。
ベスト4に進出してきたバンコクUは準々決勝でタンピネス ローバーズ(シンガポール)と対戦し、2戦合計4-3で勝利。ノックアウトステージに入ってからの4試合はすべて2得点を挙げており、その攻撃力に注意する必要がある。モンテネグロ代表歴を持つネボイシャ コソヴィッチや、かつて広島と清水でもプレーしたティーラシン デーンダーは局面を変えられる個の力を持っている選手。そして、元ブラジル代表の英雄・リバウドの息子として知られる新加入のリバウジーニョは、準々決勝の2試合で流れを変える攻撃のカードとして後半途中から投入されている。G大阪としては、彼らに仕事をさせないように集中力を保ち続けることがカギとなる。
今大会、いまだ無敗のG大阪。ホームで先手をとって、アウェイの地に乗り込みたい。
[ 文:下薗 昌記 ]