AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)リーグステージはここまで4試合を終え、神戸は順調に勝点を積み上げている。開幕2連勝で好スタートを切り、第3節・江原(韓国)戦に敗れて首位を明け渡したものの、前節は入れ替わるように首位に立った蔚山(韓国)に1-0で勝利し、再び首位に返り咲いた。リーグステージの突破には「4勝」が1つの目安とも考えられている中、いち早くその4勝目をつかみたい。
神戸は22日、国立競技場で開催された天皇杯決勝で町田に敗れ、同大会連覇とはならなかった。3連覇を目指して臨んだ今季の明治安田J1も優勝の可能性は絶たれており、2025シーズンは無冠が決定している。
ただ、今季の公式戦は、このACLEリーグステージ2試合と、3位以上を目指すリーグ戦の2試合で、計4試合が残っている。町田戦の直後、主将の山川 哲史は「敗戦から学べるものもたくさんあると思いますし、これを悔しさだけで終わらせてはいけない。今日の試合を含め、今季の振り返りももちろんしながら、まだシーズンは終わっていない。次の試合で勝利できる可能性を少しでも高めるために準備していきたい」と話した。常に“目の前の試合”と向き合ってきたのが吉田 孝行監督率いる神戸であり、中3日で迎える上海申花戦に集中して臨むことになる。
町田戦でベンチ入りしながらも出場がなかった鍬先 祐弥は「チームが勝てなかったのが悔しい」と受け止める。その上で、「個人的にピッチに立って何かをしたわけではないので、もちろん悔しいですし、不完全燃焼という思いがある」と率直な心境を口にし、次への強い意気込みを発信した。
「個人的に次出番が来たら、しっかりこの悔しい思いというのをパワーに変えて、誰よりもアグレッシブにプレーしたい。まずは気持ちの面で自分を表現していけたら」 対戦する上海申花は、22日に今季の中国国内リーグ最終節を戦った。最終的には首位の上海海港に勝点で『2』届かず、昨季に続いての2位でリーグ戦を終えている。
ACLEリーグステージは10位と低迷しているが、今季リーグ戦で10ゴールを挙げたアンドレ ルイスや、ポルトガル出身のゲームメーカー・ジョアン カルロス テイシェイラなど前線には強力なタレントを擁しており、“一発”で試合を動かす力には最大級の注意が必要だ。
神戸は、前回大会のACLEリーグステージ第8節で同じくアウェイに乗り込んで上海申花と対戦している。その際は元横浜FCのサウロ ミネイロにハットトリックを許すなど2-4で敗れた。アジアの戦いにおいて経験が豊富な岩波 拓也は「中国のチームは基本的にホームゲームが本当に強い」と警戒心を高めつつ、「前回対戦は早いうちに10人になる難しい試合だった。もう1回、しっかりやりたい」とリベンジに照準を合わせている。
[ 文:小野 慶太 ]