第1戦を4日後に控えた明治安田J1百年構想EASTグループ地域リーグラウンド第4節・千葉戦に2-1で勝利し、J1百年構想リーグ開幕から3試合続いていた複数失点という“負の連鎖”を断ち切った。1失点は喫したものの、最少失点で勝ち切った千葉戦の価値について、昌子 源は「直前の公式戦に勝ってアウェイゲームに臨めるのはとても大きい」と語った。
リーグステージ第5節で対戦した江原とのアウェイゲームは、前半のうちに3得点をマーク。最終的に3-1で制した江原戦について、林 幸多郎は「前半のうちにポンポンと点を入れて、試合を優位に進められた結果」と振り返る。それでもセットプレーから1点を返された後半については「すごく押し込まれた感覚が残っている」とし、そのぶんも「警戒して入りたい」と林 幸多郎は口にした。
町田としては前回対戦の成功体験をもとに、常に先手を奪う展開が望ましい。ただ、相手は前回対戦の反省を教訓に、注意深く試合を進める可能性もあるため、町田にとって望ましい展開に持ち込むことは困難を極めるかもしれない。鹿島でAFCチャンピオンズリーグ制覇を経験している昌子 源が言う。
「今回のラウンド16での対戦は、前回対戦とはまったく別物になると思っています。江原には『一度勝っているから』なんて気持ちは一切ありません。相手の心理からすると、ギリギリ(リーグステージ通過の条件である)8位以内に滑り込んで、『ここからは別物』と絶対に思っていることでしょう。1位のチームと8位のチームが対戦して、1位のチームが勝って当たり前なんて大会はないですし、そもそもサッカーに絶対はありません。韓国チームはファイトしてくることがストロングポイントでもあるので、戦う部分は前面に出して戦わないと。強い気持ちで韓国に行ってきます」 チーム主将が手綱を引き締めて臨むアウェイゲーム。前回対戦で72分までプレーした増山 朝陽は「ピッチ状態も気になるし、前回のときよりも寒いかもしれないと聞いている」と警戒心を口にした。すでに経験済みとはいえ、たとえ不測の事態が発生したとしても、動じない心の準備も必要不可欠だ。
第1戦でのミッションは、アウェイでの最良の結果を携えて、ホームで戦える第2戦につなぐこと。さらなる未知の領域に挑む前 寛之のこの言葉は、チームの総意だろう。
「ラウンド16は一発勝負の面もあるでしょう。また一度対戦している相手との難しさもつきまとうと思いますが、まずはアウェイでの良い結果を持ち帰りたいです」 [ 文:郡司 聡 ]