リーグステージを3位で終えた広島が対戦するのは、6位で終えたジョホール(マレーシア)だ。リーグステージでは、広島がホームで2-1の勝利を挙げているが、ミスを突かれて先制点を奪われており、まったくもって油断ならない相手となる。
今季もマレーシア・スーパーリーグでは18戦全勝中と別格の強さを誇っているジョホールは、昨季もラウンド16を経験している。また今季のリーグステージにおいて、ホームで戦った4試合は2勝2分、失点はわずかに『1』と強さを発揮している。ホームでの日本勢との対戦では、町田戦で勝点1を得て、神戸からは勝点3をもぎ取っていることからも、広島にとってアウェイで迎える第1戦が大きな関門となる。
広島は2月27日に明治安田J1百年構想WESTグループ地域リーグラウンド第4節を戦い、京都に逆転負け。バルトシュ ガウル監督体制では初の黒星となった。試合をうまく締められなかったところに課題が表れたが、バルトシュ ガウル監督はポジティブな要素を多く見いだしていた。
「相手の(ラファエル)エリアスと(マルコ)トゥーリオのところはこのリーグでもNo.1だと思うくらい強烈なアタッカーたちで、彼らのカウンターをきちっと抑えられていた。自分たちのディフェンスの選手たちをすごく誇りに思いますし、セットプレーのところでも相手に脅威を与えられた。これからもたくさんのセットプレーからのゴールが生まれるという期待も持てましたし、あとは自分たちできちっと試合をコントロールできたことも間違いなく、チャンスをたくさんゲームの流れの中で作り出せる。そういう自信を選手たちも持てたんじゃないかと思う」 ラウンド16でも継続してハイパフォーマンスを発揮していく中で、試合の要所をしっかりと押さえていくことが重要になる。
ジョホールの要警戒選手は、マルコス ギリェルメだ。長崎とFC東京で合わせて約2年半Jリーグでプレーしたブラジル国籍アタッカーは、リーグステージで広島からゴールを奪っている選手で、神戸戦では決勝点を記録。2月28日に行われた国内リーグ戦でもゴールを決めて好調をキープしている。ブラジル国籍FWのベルクソンも右足のフィニッシュ精度は非常に高いものがある。
広島としてはボールを動かしながらゲームをコントロールして注意深く試合を進めていく必要がある。もしピンチが訪れた際にはGK大迫 敬介に期待したい。京都戦でも好パフォーマンスを見せたGKは、「すごく良いフィーリングをつかめたので、次の試合も楽しみながら自分の良い感覚をぶつけていければと思います」と話してマレーシアへの遠征に向かっている。
[ 文:寺田 弘幸 ]