公式戦7連戦にようやく終わりが見えてきた浦和。6試合目は普段のリーグ戦ではなく、天皇杯2回戦を戦う。会場も埼玉スタジアム2002ではなく、およそ2カ月半ぶりの浦和駒場スタジアム開催となる。埼玉スタジアム2002の新しい芝にも慣れてきたタイミングのため、ピッチへの順応も問われる試合になるだろう。ここまでの連戦を3勝2分と無敗で乗り切ってきただけに、ここでつまずくことは避けたいところだ。
とはいえ、ここまでの連戦でいわゆる“主力組”の蓄積疲労はかなりのものになっている。直近の明治安田J1第16節・鹿島戦でも激戦を展開。互いに譲らない好ゲームはスコアレスドローに終わったが、無失点に抑えたとはいえアレクサンダー ショルツやマリウス ホイブラーテン、伊藤 敦樹らのタフガイにもさすがに疲労の色が見えた。変わらなかったのは酒井 宏樹くらいだろうか。
そして“サブ組”に甘んじている選手たちにとっては、JリーグYBCルヴァンカップと並んで貴重な実戦経験とアピールの場になる。今回の相手はJクラブではなく大学生とあって、より難しさと質が問われる試合だ。フレッシュな状態でモチベーション高く挑んでくる若者たちの勢いをいなしつつ、実力差を見せつけて個々のアピールも果たさなければならない。普段の試合とは少し違った対応力も求められる。
特に燃えているのは守備陣だろう。酒井、アレクサンダー ショルツ、マリウス ホイブラーテン、明本 考浩の4バックが高いパフォーマンスを見せ続けているため、岩波 拓也、犬飼 智也、大畑 歩夢、馬渡 和彰らの実力者がそろって出場機会を得られていない。試合勘を取り戻すとともに、ノーミスで次の機会につなげる結果を出したい。
また、鈴木 彩艶、早川 隼平はそれぞれU-22、U-19日本代表の欧州遠征のため不在。GKは再び牲川 歩見に出番があるか、吉田 舜にもチャンスが回ってくるかもしれない。また、開幕当初から大きく序列の下がった松崎 快にも巻き返しのチャンスが巡ってくるだろう。
その浦和に挑む格好となるのが関西大だ。大阪府予選決勝では2年連続でFC大阪を撃破し、本戦への出場を勝ち取った。1回戦ではアルテリーヴォ和歌山を3-1で下して2回戦に進出。いざ浦和に挑む。
昨年度の2回戦でC大阪からゴールを奪ったFW西村 真祈や、来季の湘南加入が内定しているDF髙橋 直也ら個々の実力も侮れない。西村は1回戦で2ゴール1アシストと全得点に絡む大活躍。2点目となったトラップからの左足シュートは特にスーパーだった。好調の浦和と言えど、決して侮れない相手だ。
[ 文:沖永 雄一郎 ]