2025/8/31 (日) 18:33 KO
第28節
清水エスパルス
清水
1
-1
鹿島アントラーズ
鹿島
入場者数: 17,936人
天候: 晴|気温: 28.8℃|湿度: 65%
両GKの活躍も光った一戦は、1-1の痛み分け
清水エスパルス
監督
まずはこの暑い中、17,000人以上のサポーター・ファミリーが駆けつけてくれました。彼らの思いや声が作り出したスタジアムの空気感のおかげで、最後の最後まで粘り強く、タフに、心が折れることなく戦い続けることができました。そういったパフォーマンスを見せた選手たちも素晴らしかったです。 ただ、ホームゲームなので、われわれらしくもっと前からプレッシングに行きたかったですし、ゴールへ迫るシーンももっと増やしたかったのが本音です。鹿島さんのような強度のプレスが来ようと、自信を持ってボールを動かし、背後を狙い、決定機を作り出したかったですし、それを上回るくらいのプレッシングを見せたかった。あらためて、そんな気持ちが強くなるゲームでした。 ここから2週間空くので、もう一度守備のプレッシングを見直したい。意図的にハメにいく、われわれから奪いにいくところと、もっともっとわれわれらしくテクニカルに、判断を早くボールを動かし、チャンスを構築して背後を取りにいくところは、もっと磨きをかけなければなりません。 ただ、はがせる場面は何度もありましたし、その場面ではビッグチャンスにつながっていました。ああいったシーンを鹿島よりも多く作れるようにしたい。上位にいるクラブ相手にそれができれば、今度はわれわれが上位に行く番だと思います。また2週間、心も体も整えて、チームと個人の双方が成長できるように、厳しいトレーニングをしていきます。 --後半は前から制限がかからず、結果的に自陣に押し込まれる展開となってしまったと思います。監督はあの時間帯をどのように見ていらして、ピッチ内とはどのようなコミュニケーションをとっていられましたか?ハーフタイムに「もっと前から行こう」といった話をしたのですが、前後半で相手の立ち位置も変わり、結果としてハーフタイムに用意したことと逆の展開になってしまいました。あれだけ押し込まれると、もう一度前に行く最大出力を出すことは難しいですし、準備段階でちょっとしたアクシデントがあって、プランどおりに戦えなかったことも痛かったです。何があっても最高の戦いができるよう、われわれスタッフができる限り準備をしていきます。 --一方で、押し込まれ続けた中、結果的にセットプレーで1失点したとはいえ、はね返す場面も多かった。中途半端に前に行くことなく、引いて構えた意思統一はどのように評価されていますか?柔軟性や割り切りといった面は、素晴らしかったと思います。流れの中からの失点はゼロでした。もちろん、危ない場面はありましたが、全員で最後の最後まで、体を張って守ってくれていました。 だからこそ、あのセットプレーはもったいなかった。最も警戒していた(植田)直通にやられたのが、一番悔いが残ります。フリーで、誰も競っていない印象でしたし、鹿島で一番強い選手にあの状態でヒットされたら、今日のような失点をしてしまう。このスキを逃してくれないチームが鹿島ですし、これをやらないと上には行けないと痛感しました。鹿島のしたたかさを上回れるように、セットプレーでもスキを見せないように、高いレベルを目指してやっていきます。
鹿島アントラーズ
監督
--清水加入後、公式戦初ゴールでした。率直な心境は?僕自身、加入してから点を取れていなかったので、「なんとしても」という気持ちがありました。結果として点を取れたので良かったです。ただ、得点を取れたことは良かったんですが、結果として勝つことはできなかったので、悔しさが勝ります。 --ゴールシーンを振り返って。(松崎)快が裏に抜けたとき、思ったよりフリーの状況だったので、GKとディフェンスラインの間に走り込んで、快がうまくボールをくれたので、自分は決めるだけでした。 --残りの10試合で見せていきたいものは?今日の内容では、1点で終わってはいけないと思います。さらに上に行くためには、2点、3点と追加点を奪う力が必要ですし、それができないようじゃ、J1の舞台では難しいと思う。試合間隔も空くので、チームとしてより多くの得点を奪うための時間にできればと思っています。
鹿島アントラーズ
--この結果をどう受け止めていますか?痛いなと思っています。(天皇杯準々決勝・町田戦で)負けたあとだったので、なんとしてでも勝ちたいゲームでした。攻撃面では相手を押し込むことができていましたし、すべてがすべてネガティブになる必要はないかなと思いつつも、結果的に勝てていないので、そこへの悔しさは大きいです。 --前半は右サイドから攻める回数が多かったですが、どのような狙いを持っていましたか?乾(貴士)選手は攻撃で素晴らしいものを持っているのですが、彼の背中はCBが出にくいポジションで、CBがイヤがっているように感じていました。あそこをもうちょっと工夫して、チャッキー(チャヴリッチ)を抜けさせて、ニアゾーンを使えたら良かったなと思っています。 --優勝を目指すには、もう1歩レベルアップが必要ですか?今日みたいな試合に関しては、最後の部分のアイディアが課題だと思います。あそこまでしっかり引いてくる相手をこじ開けるためには、結局のところ(解決策が)質やアイディアに限られてしまう。ただ、逆に言えば、そこを突き詰めていければ、まだこの先に(優勝の)チャンスはあると思っています。
けっこうハーフコートゲームができていたので、スペースが空いていると思ったし、(途中出場で)入ってから(三竿)健斗くんに「右が空いている」というのを聞いて、自分の中で動かせるなという感覚もありました。 後半のちょっと経ったあたりで、だいぶオープンで、ウチも攻めにいけたと思うし、そこのイメージはけっこうついていた。しっかりもう1点いけたら良かったなと思います。 --天皇杯準々決勝で町田と悔しい試合をして、今日はかなり問われるところが多かったと思います。どう整理して臨んでいましたか?みんなももちろん悔しかったし、オニさん(鬼木 達監督)も「悔しい試合」だと言っていたし、良い意味で捉えたらリーグ1本になったというのもある。全員がその中で切り替えて、次の試合が大事だということで次の練習から全部が切り替えてできていたと思うので、そういうところは良かったなと思います。 --残り10試合。あらためてスタイルを見直していくしかないですか?鹿島はやっぱり良い守備から攻撃に転じるのが大事だと思うし、そこの基本を忘れずに、オニさんが言っているこういうサッカーを自分たちはもっと出していきたいと思うし、出していけるというのは今日の試合で徐々にですけど見えたので、それをもっと全体が意識を持って、自信を持って、プレーできればいいかなと思います。
まず引き分けということは、ゲームの内容からしたら非常に残念に思っています。ただ、選手は今日エスパルスというボール扱いのうまいチームに対して、もう1回、自分たちから主導権を握って、自信を持って、キャンプからやってきたことを原点回帰でやり続けよう、と。そう送り出した中で、怖がらずに、相手陣でサッカーをしようと、そういう意思は見えたと思っています。あとはやっぱりね、少しチャンスの数をもっと決定的なものにしたりとか、決め切るとか、当然相手のGKのファインセーブはありましたけれども、それでもそこを決め切れるように。今日は勝点1でしたけど、勝点3に持っていけるように、次からまたやっていきたいというふうに思っています。ただ、選手は非常に最後まで自分たちのサッカーを信じてやってくれたと、そういうふうに思っています。 --後半にあれだけ巻き返しただけに、特に前半の失点を喫したところでもう少し良い出来であれば、また違った展開になるかなと思うのですけど、その辺を振り返っていかがですか?前半のところの停滞感は多少あったと思います。ボールを大事にするというところと、チャレンジをしていくところのバランスは(もう少し)できたと思います。ただ、相手もまだ元気な中で、ああやってカウンターを一発食らったことで、そこで大事にいき過ぎたところがあるのかなと思います。 ただ、いま選手にも言いましたけど、技術的なところもそうだし、体的なところもそうだし、メンタル的なところもそう。もう1段上がっていかないと自分たちの望んでいるところには到達しないと思う。ただそれでも、ビハインドのところから追いついたので、次はそれをひっくり返せるように、そういうふうにしていきたいと思っています。
清水エスパルス
DF 66
住吉 ジェラニレショーン
--比較的、最終ラインから長いボールを活用する場面が目立っていたように感じます。どのような狙いがあったのですか?僕は3バックの真ん中に入っていたのですが、相手は4バックで、自分たちのウイングバックと目が合ったときは、そこに出すようにしていましたし、試合前から(ウイングバックの選手と)話していたことでもありました。同時に、サイドだけでなく、(髙橋)利樹の背後のスペースも狙ってはいました。 --押し込まれる時間が長かったですが、守備陣の選手としてどのように感じていましたか?はね返す時間、攻められている時間は多かったですが、自分たちのボックスの中に人数をかけられていました。あのような状況を想定した練習も積んできていますし、そこに対する自信はあります。みんなが必死に守れていましたし、(梅田)透吾のナイスセーブもありました。放り込まれても大丈夫だと思って守り続けていました。 --8月は公式戦未勝利で終えることになりました。3失点した試合が2試合もあって、得点も今日を含めて2点しか取れていない。前の選手、後ろの選手を問わず、攻撃も守備もチームとして磨いていかなければなりません。ここから試合間隔が空くので、その期間にブラッシュアップしていかなければと感じています。
MF 6
宮本 航汰
--リーグ戦のスタメン出場は、J1第6節・京都戦以来、およそ5カ月半ぶりでしたね。キャプテンマークを巻いていましたが、どのような気持ちでピッチに立ちましたか?自分の出せるものを精一杯出そうという気持ちで試合に挑みました。ただ、キャプテンマークを巻くとは思っていなくて、そこは秋葉さん(秋葉 忠宏監督)なりに、僕に対して良い意味でプレッシャーを掛けたんだと思います。重いものを背負った感覚はありましたが、やることは変わらないと思って、プレーすることができました。 ただ、まだまだやらないといけないと思います。あのプレッシャーの中で、京都戦ほどではなかったですが、僕の全体的なサポートポジションは悪かったです。周囲のサポートが少ない状況で奪われない部分は、自分の課題として今日も出ていましたし、疲れている中でもミスを減らす工夫は必要だと感じました。 --先制点の起点は、抜群のポジショニングから宮本選手が出したスルーパスでしたね。まず、(山原)怜音の持ち方が良くて、(足元にもスペースにも)どちらにも出せる状況でした。次につながるより良いポジションを取ることができましたし、そこが良かったのかなと思います。 自分が運んだときにはもう(松崎 快が)動き出していたので、感覚的にはちょっと遅かったかなと思ったのですが、逆サイドの選手があそこまで横切って裏を取ってくれると、相手も捕まえにくいだろうなとは感じていました。松崎選手のランニングが素晴らしかったのと、GKとディフェンスラインの間を狙ったクロス攻撃は、チームとして意識してやってきたことでしたし、そこに髙橋(利樹)選手が入ってきたことも大きかったと思います。
FW 38
髙橋 利樹