前節はアウェイで敗れた神戸と福岡。ノエビアスタジアム神戸での明治安田J1百年構想WESTグループ地域リーグラウンド第4節は、それぞれ仕切り直しを期す一戦となる。
神戸は過密日程にひと息がついた。京都のホームに乗り込んだ開幕戦以降、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)リーグステージの2試合を含めた公式戦5連戦を戦ってきたが、前節・清水戦をもって中2日や中3日で続いていた連戦はひとまず終了している。
連戦を振り返ったミヒャエル スキッベ監督は「難しい京都のアウェイ戦から始まったが、最初の3試合は相手を圧倒していた」と話す。ACLE第7節・FCソウル(韓国)戦、J1百年構想WEST第2節・長崎戦と躍動感を発揮し、公式戦3連勝。続くACLE第8節・ジョホール(マレーシア)戦は試合にこそ敗れたものの、「選手を大幅に入れ替えたが、ポジティブな面のほうが多かった」と指揮官。前節・清水戦は“不運”が重なったことを指摘したものの、総じて上々の成果を話している。
ただ、ケガ人が毎試合のように出たことには悩ましさもある。25日の公開練習では、開幕戦で負傷した
大迫 勇也が途中まで練習に参加し、復帰を視野に入れたが、主力選手を中心に複数名が別調整となり、今節のメンバー編成も流動的な面がありそうだ。ただ、それぞれが高い士気のもと、精力的なトレーニングに励みながら今節に照準を合わせていることもうかがえた。
中盤でハイパフォーマンスを見せる
鍬先 祐弥は「コンディションはすごく良くて、体も動いている。チームの結果もそうだけど、『攻守に存在感を出す』ことも今年の個人的なテーマとして掲げている。もっとチャレンジしていきたい」と意気込む。主将の
山川 哲史が出場停止となる中、先発出場の可能性がある
ンドカ ボニフェイスは「みんなの特徴がだんだん自分の中で分かってきたし、自分が求められているプレーも分かっている。あとは自分のやりたいプレーをまだまだ出せていないと思うので、そこはやっていきたい」と話し、それぞれが野心を育みながら目の前の試合と向き合っている状況だ。神戸は総力をもってホーム戦での歓喜をつかみにいくことになる。
一方の福岡は、開幕戦の岡山戦で神戸と同じくPK勝利を収めて好スタートを切ったものの、前々節・C大阪戦、前節・京都戦をいずれも0-2で落とした。新体制で挑む中、生みの苦しみを抱えながら目の前の試合と向き合っている状況だろう。
ここまでの3試合、[3-4-2-1]のシステムで戦っているが、開幕戦は
碓井 聖生、前々節は
道脇 豊、前節は
シャハブ ザヘディと1トップで先発する選手は入れ替えている。前節は直近の試合から先発を4名変更するなど、選手同士の連係などを模索しながらチーム力向上に注力している状況だ。今節は前節に続いてのアウェイ戦となるが、昨季のJ1第4節は今節と同じノエスタでの神戸戦で1-0の白星。昨年同様に粘り強く戦い抜き、開幕戦以来の勝利を目指したい。
[ 文:小野 慶太 ]