秋田は前節、アウェイで甲府に0-1で敗れて今季5敗目を喫した。素早いパスでワイドに展開して秋田の圧力をいなそうとする甲府に対し、秋田は強みの走力と球際の競り合いで対抗。ボランチを中心にセカンドボールを回収して敵陣に押し寄せた。齋藤 恵太と中村 亮太が多くの決定機を作るが先制できない。すると、84分にCKから失点。
決定機でゴールを奪えず、終了間際にセットプレーからの失点で勝点を逃す。前々節の磐田戦と同じ状況を繰り返す幕切れとなった。
悔しい結果となったが、下を向いている時間もその必要もない。なぜなら、秋田は自分たちがやるべきことをしっかりと表現し、決定機を作っている。あとは決めるだけだ。吉田 謙監督は甲府戦を終えて、「悔しさの勝点を積み上げて、強い選手、強いチームになっていきたい」とし、「練習から1センチ、1秒、ワンプレー、ワンボールを大切にしていきたい」と前を向く。
一方の山口は前節、相模原に1-0で競り勝ち、今季初の2連勝を達成。序盤は結果が出なかったが、ここ5試合で3勝2敗と上向き。その3勝はいずれも無失点によるもので、守備にも安定感が生まれている。山口も今週末には天皇杯1回戦が控えている。3連戦の中日に遠距離移動を要するアウェイ戦となるが、3連勝を目指して士気を高める。
秋田としては磐田、甲府、山口と3バックを採用する相手が続く。秋田と山口は得点と失点が少ない点が共通しており、1点が試合を左右しそうだ。秋田はここ2試合で得た経験を生かしつつ、中間ポジションを使おうとする相手を素早いスライドで封じ、ボールを奪ってゴールを目指したい。
[ 文:竹内 松裕 ]

