だが、9日の天皇杯2回戦で課題克服への明るい材料が出てきた。J3の今治と対戦したこのゲーム、京都はリーグ前節の栃木戦から先発を全員入れ替えて臨んだが、開始10分に李 忠成が先制ゴールを奪取。昨季は公式戦のゴールが1点もなかった元日本代表FWは、69分にも2ゴール目を沈めて健在ぶりをアピールする。さらに、62分には上月 壮一郎が公式戦初得点を記録。
切望していた1点が生まれ、モチベーションを高めている2人のアタッカー。彼らが今節に出場すれば注目しておきたい存在になる。また、「点が取れていない現状の見本を見せてくれた」と曺 貴裁監督が話すように、2人の活躍が刺激剤となり、ほかの選手たちへの好影響としてピッチに表れることも望めそうだ。
対する群馬はJ3降格圏の19位に沈んでいるが、前節は水戸に2-1で競り勝ち、さらに天皇杯2回戦でも水戸に3-0で勝利。公式戦2連勝中と上り調子で敵地へ乗り込んでくる。その連勝の中で何より大きな収穫となったのが、ようやく生まれたエース・大前 元紀の今季初ゴールだろう。大前はチーム全体の攻撃力を左右する絶対的な存在だけに、この1点が復活を告げる号砲となることを期待したい。
ミッドウィークのカップ戦で、出してほしい選手が成果を出した両チーム。その成果を今節にどう生かすかが、見どころの1つとなる。
[ 文:川瀬 太補 ]

