得点ランクトップを独走するピーター ウタカ、J2屈指のCBヨルディ バイスの両外国籍選手をはじめとする強力なタレントを擁し、J2優勝を目標に掲げて戦ってきたシーズンだったが、明治安田J2第36節終了時点で早々とJ1昇格ラインとなる2位以内に入る可能性が消滅。不本意な結果に終わった。だが、クラブ史の中でも重要な“新スタ元年”の締めくくり。ファン・サポーターに来季以降への期待を抱かせるゲームを見せないといけない。「サポーターの皆さんは僕らが勝つ試合を観に来る。僕らも勝たなければいけない試合だと思っている」(庄司 悦大)。
同じくホームで戦った前節は、後半に金沢に先制を許す苦しい展開ながら、「『これでは終われない』という力が出た」(實好 礼忠監督)と、終了間際のゴールで泥臭く勝点1をつかみ取った。最終戦でも気持ちのこもったプレーが90分間を通して繰り広げられる、熱いゲームを期待したい。
対する群馬は20位と下位に沈んでいるが、直近の5試合は4勝1分とシーズン最終盤に入って調子を上げている。今節でも勝点を持ち帰り、6戦負けなしでシーズンを終わらせたいところ。
また、ホーム最終戦だった前節・岡山戦で得点している群馬の林 陵平にとって、この試合は現役生活のラストゲーム。そして林が出場すれば、くしくもJリーグ通算300試合出場を達成することにもなる。「最終戦もチームのために戦いたい」。そう力を込める背番号13の現役最後の雄姿にも、ぜひ注目してほしい。
[ 文:川瀬 太補 ]

