注目のJ2残留争い。群馬、金沢、大宮、北九州と争う相模原は19位で、このままだとJ3降格圏で終えることになる。ただ、同日開催の明治安田J3の結果によっては、J2クラブライセンスを持っていない宮崎がJ2昇格圏の2位以内に入ることもあり得る。つまり19位のままでも残留する可能性はあるが、相模原としては必ず勝って残留圏に浮上したい。
ただ、相手はここにきて好調の東京V。東京Vは9月11日以来ホームで勝てていないが、直近3試合では9得点と攻撃陣が好調だ。それにアタッカーの新井 瑞希が「守備が安定してきた」と話すように全員の守備意識が高まり、チームのために戦える集団になっている。「自分たちは何のためにサッカーをしているのか。いろいろなことがあった今季でも応援し続けてくれるファン・サポーターのためにも勝ちたい」とは、最近キャプテンマークをつけてプレーしている梶川 諒太の弁。その意識はチーム内に充満している。ひさびさの連勝を遂げ、勝ち負けを五分にしてシーズンを終えたい。
相模原は、主力としてプレーしてきた松橋 優安が東京Vからの期限付き移籍中ということで出場できない。また、ホーム最終戦だった前節・松本戦は終了間際のオウンゴールで勝利が手からこぼれ落ちて引き分けてしまった。そうした不安要素がないわけではないが、藤原 優大、児玉 駿斗、成岡 輝瑠といった若手と、前節で先発復帰した藤本 淳吾、4試合先発が続く平松 宗のような経験豊富な選手たちが1つになって、残留に向けて体を張ってプレーしている。
前回対戦は東京Vに0-2と完敗したものの、その際のメンバーからかなり入れ替わっており、また違った戦いとなるだろう。近場と言えるアウェイ戦であり、サポーターの後押しも多く期待できる。大宮と群馬が直接対決のため、相模原は勝利した時点で残留が確定。引き分けや敗戦でも条件次第では残留の可能性は残る。とはいえ、まずは勝利。いまの相模原の総力を結集させて勝点3をつかみにいく。
[ 文:田中 直希 ]