前節、岩手とのアウェイ戦に挑んだ琉球。セットプレーから19歳・大森 理生のJリーグ初ゴールで先制し、この虎の子の1点を守り切った。ナチョ フェルナンデス監督体制3試合目での初勝利であり、チームとしても実に9試合ぶりの勝利。依然として最下位ではあるものの、勝点を積み上げたことでジリジリと上の順位に接近し、逆襲への足がかりをつかんだ。今節・仙台戦のあとには、21位・大宮との大事な直接対決が控えているが、「この先のことを考えず、仙台戦を決勝のつもりで戦い抜く」(ナチョ フェルナンデス監督)と、一戦必勝を積み上げての浮上を目指す。
対して、前節は甲府とのホーム戦に臨んだ仙台。高い位置でボールを回収してチャンスを生み出すと、中島 元彦が直接FKで先制ゴール。さらに中山 仁斗、名倉 巧が追加点を挙げ、3-0で快勝した。直前まで4戦未勝利を経験したものの、ここ2試合は連勝と結果を残している。仙台にとっても今節は大事な一戦。首位の横浜FCとは勝点差3、2位・新潟とは1ポイント差に迫っており、アウェイ戦ではあるが、ここで取りこぼすわけにはいかない。
琉球は阿部 拓馬、仙台は名倉 巧が古巣対戦という注目点もある中、残留争いから抜け出したい琉球と、1年でのJ1復帰を目指す仙台。目標地はそれぞれ違うが、両者にとって譲れない戦いが演じられることだろう。前回対戦は、3バックの脇を突いて果敢に攻め込んだ仙台がフェリペ カルドーゾと氣田 亮真のゴールで快勝している。琉球のリベンジとなるか、それとも仙台がシーズンダブルを達成か。決着はいかに。
[ 文:仲本 兼進 ]