12位の水戸と11位の大分。順位は1つしか違わないが、現状の勢いは対照的と言える。水戸は現在10試合負けなし。そして、前節・仙台戦で勝利を収めて4年ぶりの3連勝を記録した。一方、大分は5試合勝利から遠ざかっており、今節は6試合ぶりの勝利を目指して挑む一戦となる。
リーグ前半戦は不安定な戦いを繰り広げていた水戸だが、直面した課題から逃げることなく、改善に取り組み続けた結果、後半戦に入り、安定した守備と躍動感あふれる攻撃が融合して、目指すサッカーに着実に近づくことができている。苦しんだぶん、強くなったことを結果で証明している。
ただ、現状に満足はしていない。「選手たちは数字にとらわれていなくて、目の前の一試合一試合を勝っていくことで次につながっていくということをみんな分かっている」と成瀬 竣平が言うように、目の前の試合にすべてを出し切りながら、さらなる高みを目指していく。今節もやるべきことは変わらない。“良い守備から良い攻撃”を徹底して勝利を目指すのみだ。
大分は結果こそついてきていないが、「攻撃に迫力が出てきている」と水戸の濱崎 芳己監督が言うように、4試合連続で複数得点を挙げており、攻撃力は高まっている。攻守のバランスをとることによって、結果はついてくるだろう。今節はアウェイでの戦いとなるが、前回対戦で敗れた水戸にリベンジを果たし、ラストスパートへのきっかけとなる勝利をつかみたい。
[ 文:佐藤 拓也 ]