木山 隆之監督は前節終了後、「このメンバーでやれるのはもう最後のゲームになるし、チームとしてもまた次へ向かった挑戦になる。遠い先を見るんじゃなくて、目の前のことを全力でやることが常に挑戦の第一歩」と話した。岡山はJ1昇格プレーオフ進出の可能性が消え、金沢は残留の目が完全に消滅しているため、両チームに懸かるものがない最終節。しかし「挑戦の第一歩」となるならば、踏み出さないわけにはいかないし、おろそかにはできない。
前節は「本当にふがいない試合」(木山監督)で秋田に敗れた岡山。それでも、今季中にそれを払しょくできるチャンスはもう一度残っている。すでに契約満了が発表されている
濱田 水輝、
ヨルディ バイス、
河井 陽介、
永井 龍とともに6試合ぶりの勝利を目指す。
一方の金沢は勝ったとしても、最下位のままシーズンが終わることは変わらない。こちらはまだ契約満了選手は発表されていないものの、7年間チームを率いてきた柳下 正明監督の退任は発表された。長年続いた体制から来年は大きな変化が予想されるが、J3と金沢スタジアムで良いスタートを切るためにも、13試合ぶりの勝利で2023シーズンを締めくくりたい。
前節の後半は、前を目指すサッカーを存分に表現できた。「あと1試合、後半のようなプレーをスタートから出せるように準備する」。柳下監督が積み上げてきたアグレッシブなサッカーを、ラストゲームで90分間見せることができるか。
[ 文:村田 亘 ]